こんにちは。
本日で埼玉県公立高校入試の出願先変更期間は終了。
最終倍率が出ると同時に、最後の決戦「実際の入試」は1週間後となります。
さて、上記で「最終倍率」と書きましたが、実際の入試ではそこから更に倍率が下がるケースがあります。
先週、その理由を3点上げましたが、それぞれで考察しましょう。
まずは
Ⅰ.当日、欠席する人がいる
という点です。
この場合の理由は、病気等心身の不調がほとんどです。
真冬は終わったと言える時期ですが、風邪やインフルエンザに罹患する可能性はまだまだ小さくありません。
まして
精神的に不安になって「最後の追い込み」
といって夜遅くまで勉強して睡眠不足、生活リズムの崩壊をまねくケースもあります。
ですから、この時期は自主学習量はともかく
体調維持を優先で考えたほうがいい訳です。
戦う前に土俵に上がれず「不戦敗」になるのは避けたいですね。
続いて
Ⅱ.出願後、公立高校入試を辞退する人がいる
という点です。
どういうことかと言いますと
本命だった他の高校の入試結果が、出願締め切り後に出て、合格していたという受験生のケースです。
例えば難関大学への高い進学実績を持つ私立高校や国立高校、国立高専などがそれに当たります。
私の経験からも、国立高専を第一希望校にして、地域No.1の公立高校を第二希望校にして受験スケジュールを組んだ生徒さんは複数になります。
また、最近では「どこの高校に行った」という明確な確証はありませんが、県南の公立高校入試を蹴って、都内の有名私立高校に進むケースが増えているようです。
という訳で
「上位」と言われる公立高校の場合、合格した他の高校に流れるケースが見られる
ことも実際の受験倍率が下がる要因の一つになっています。
という訳で「最終倍率は下がる」という3つの理由のうち、2つについて説明しました。
残る一つについては次回お話ししたいと思います。
では、今回はこの辺で失礼します。