「どうしても一人では勉強できない」のであれば

こんにちは。

 

新学年も始まり、自分のペースをつかむのに躍起になっている人も多いかと思います。

 

ところで

「進級(進学)したから、勉強しなくっちゃ」

という人も多いでしょう。

 

しかし、今まで自分一人だけで勉強した経験が浅い人が

それを習慣づけるのは至難の業です。

 

逆説的な言い方をすると

「今まで一人で勉強が出来ていた人は、改めて

『(一人で)勉強しよう』

と考える必要はないからです。

 

 

という訳で、ここからは

今まで一人で勉強する習慣がない人

へのアドバイスになります。

 

一言でどうすればいいのかと言えば、

「ペースメーカーを作る」

のがベストです。

 

学習習慣がない人は

「いつ・どこで・何を・どれくらい・どのように」勉強するのかという、

「学習の5W1H」が分かっていません。

 

そこでこれらの課題を一緒に考えて、確認してくれる

いわば「ペースメーカー」が必要になります。

 

こうしてペースメーカーをつけることで、

上記の「5W1H」についての計画が立てられて、

自主学習が出来る環境が整います。

 

更にペースメーカーと共に「学習内容の理解に関する確認」も確認し、

それを自分自身にフィードバックすることで、学習内容の理解を高めることが出来ます。

 

ここ数年の経験ですが、

「小学校時代には全然勉強していませんでした」

という生徒さんが増えてきています。

 

こうした人たちが中学校の進度が速くなり、内容も深化した授業についていけるのかと言えば

「かなり難しい」と言わざるを得ません。

 

実際問題として、当塾でも

・ 中1なのに「三角形の内角の和」「円周の算出方法」が全く理解できていない

・ 中3で「都道府県名」が分かっていない

・ 中2だが小5・6で学習する漢字や熟語の意味が分からない

という生徒さんがいました。

 

こうした生徒さんが

「小学校の時から入塾までに自主学習をしていたのか?」

といえば、答えはご想像の通り

「全くやっていない」

という事になります。

 

ですから

「塾に入れば勉強して、成績が上がるだろう」という考えは・・・、

という事が分かります。

 

まずは塾を突破口にして、

家での学習習慣をつけること。

学習の理解が深まり、成績が上がるのはそれからです。

 

それまで学習をサボりにサボっていたのですから、

多少の時間が掛かるのは、当然です。

 

ですが、その時間がもどかしくてくじけそうになる生徒さんのために

「塾をペースメーカーとして」利用してほしいと考えます。

 

本日のブログは以上です。

 

では、また。

 

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