細かな変更と新規項目が加わる 4月からの中学校数学教科書


 

こんにちは。前回お知らせしましたように、今回は4月からの中学校数学教科書の変更についてお話しします。

各学年別に見ていくと以下のようになります。

 

新中1 正の数・負の数  「素数と素因数分解」

データの活用(資料の活用)  「累積相対度数」

新中2 箱ひげ図とデータの活用  「四分位数」「箱ひげ図」「四分位範囲」

新中3 平方根  「有効数字」「近似値」「誤差」

 

このうち新中3の変更内容は、現中1の「資料の活用」から移行されただけのものです。

実際の授業で取り上げられても、新中3生だけでなく新中2生までは既に学習済みのため、何の問題もありません。

 

また、新中1の「累積相対度数」も「相対度数を足していったもの」と理解できれば難しいことではありません。

学習するとしても1時間あれば、ほとんどの人は対応できるはずです。

「素数と素因数分解」は「素数」の概念をしっかりつかんで練習すれば、問題を解くのにあまり時間はかからないでしょう。

こちらは30分~1時間で目処が付くと考えられます。

ただし、この概念は中3の「平方根」以降に頻繁に使うことになるので、しっかり知識を定着させたいところです。

 

そんな中、新中2の「箱ひげ図」(四分位数・四分位範囲含む)は、私が塾講師になって25年で初めて出てきた項目です。

基本的には現中1で学習する「資料の活用」の「中央値」「範囲(レンジ)」の応用バージョンと言えるものですが、これまでは高校1年生の「数学Ⅰ」で学習していた内容です。

なぜこのような項目が新設されたのか? おそらくは小学校から始まっているプログラミング教育など情報処理の能力向上を目標とすることが考えられます。

つまりどんどん膨大になっていくコンピュータのデータを利用する際、これまでの「資料の活用」では手が届かない部分が出来たため、それにしっかり対応するためではないかと考えられます。

 

ですが「関数」「図形」のような難解さはなく、「資料の活用」をしっかり復習したうえで取り組めば、理解できるはずです。

もう4月になり、書店では新指導要領に対応した参考書・問題集等も販売・取り扱いされていると思います。

新中3生の人は、こういった書籍を活用して、出来ればゴールデンウィークに入るまでを目処に、この「箱ひげ図」をマスターしてほしいものです。

じっくり時間を掛けたとしてもトータル5時間前後で、基本的なことは理解できると思われます。

後顧の憂いがないように早目に取り組みたいですね。

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