「英作文は得点源になる!?」 英語予想問題

こんにちは。

埼玉県公立高校2023年度入試の予想もこれで最後です。

今回は英語(学力検査問題)の予想です。

 

英語が苦手な人はどこで得点すればよいのかについてお話したいと思います。

それはズバリ「英作文」です。

「え~っ、それが一番苦手なのに」

という人も多いでしょう。でも、最後まで読んでみて下さいね。

 

まずは埼玉県公立高校入試、英語の問題の構成です。

大問1 リスニング(28点)

大問2 基本的な英単語の問題(12点)

大問3 (あまり長くない)説明文読解(18点)

大問4 会話文の段落ごとの読解(30点)

大問5 外国人とのメールのやり取りの読解と英作文(12点)

この構成は2020年入試から変わっておらず、2023年入試も大きな変化はないでしょう。

 

この問題構成になるには

2018年 大問4を段落ごとの読解問題にした

2020年 大問5を単純な英作文問題だけでなく読解の設問を作った。その分配点をアップ(10点>12点)。同時に大問2は2点減った。

英作文の内容も「eメールの返信」という形に変更。

という小さな変化がありました。

国語と同様に「より実用的な英語」を狙っての改定だったかと想像されます。

 

では「読む・書く」の大問2~5までの対策を考えてみましょう。

 

大問2・・・名詞を中心とした基本的な単語を覚える。特に「季節名」「月名」「曜日名」「食事」「色」や「食べる」「記憶する」など基本的な動作の動詞も必要。教科書の新出単語で太字で書いてあるものが、文科省の必須単語だから、そこから学習を始めるのが一番近道。

単に繰り返し単語を書くよりも、その単語でいくつか文を作って先生の添削を受けると効果大。塾でもこれで単語力をつけた人がいました。

 

大問3・4・・・あまり長くない読解問題を解いて、文章になれることがポイントです。

特に「文章を読むのが遅い」という人は「自分で時間を決めて早く読む」トレーニングをするといいですね。

過去の経験から見ると、成果が出るまでに早くても2週間くらいは時間が掛かるので、早めに取り組むのがベター。

 

大問5・・・中心はやはり「英作文」(6点)。

問題の条件に沿った形で「文法上のミスを避ける」ことがポイント。

極端な話「My hobby is playing tennis.」が書けなくても「I like tennis.」でほぼ同じ内容と分かります。

特に苦手な人が長い英文を書こうとすると、途中で文法上のミスをすることが多いのです。

「I have the brother who likes baseball. 」は「I have the brother.  He likes baseball.」のように文を分ければミスは減ります。

「ミスがない」=「減点要因がない」という事だから、初歩的な英作文でも6満点が取れる可能性は大きくなります。

英語が苦手な人ほどこの英作文で得点を伸ばす余地が大きいのです。

 

2022年の英作文の問題。さて、今年のテーマは何でしょうか?

 

では、そのためにはどうするのか?

まずは2017年以降の問題を見てみると、

「暇な時は家にいるのがいいか、外に出るのがいいか?」「高校生になったら、何をやってみたい?」「英語学習に最適な方法は何?「日本に来るならばどの季節がベストか?」「海外旅行に行くとしたら、どこに行きたいか?」「あなたの将来の夢は何か?」を4・5文で書くというものでした。

これに対する対策を一言でいうと

「同じパターンで書く」

という事になります。どういうことかというと・・・。

 

つまり問題に対し4・5の英文を書くので、次のような構成にすればいいということです。

①「私はOOをしたいです」     「I want to do ~.」

②「理由は2つあります」       「There are two reasons.」

③「最初にXXX(だから)です」    「First, XXX.」

④「次に000(だから)です」    「Second, 000.」

⑤「だから、私はOOをしたいのです」「So I want to do ~.」

この方法は高校入試だけでなく、英検の英作文でも使えます。

 

英作文が全く欠けなかった受験生でも、過去問学習でこの「書くパターン」を身に着けて、英作文を得点源にしたケースは多くあります。

私のこれまでの経験から、英語が苦手な人でも比較的短時間で対応できるので、やる価値はあると思います。

 

という訳で英語が苦手な人も、本番までまだ二週間以上あるので「この方法」で練習してみませんか?

 

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