志望校が決まらない!

先週、「中学3年生はまだ受験勉強モードに入っていない」という事を書いた。
では「いつから入るのか?」という話になるのだろうが、中学3年生にはその前に必要な事がある。そうしないと中学校の三者面談(進路指導)が行われる秋の後半になっても「第一志望校が決まらない」という事になってしまう受験生になりかねない。
それは「自分は高校を卒業したら、どうしたいのか?」という基本方針の設定である。これによって「その基本方針に合致する高校はどこなのか?」「高校の中でどの位の位置にいるべきなのか?」など、今後3年間の大まかな方向性を決める事ができるのである。
もちろん、この時点で決めた事を高校入学後も必ず守らなければならない、という事ではない。
中学校までは通学範囲は同じ市町村の一部地域に過ぎないが、高校になれば少なくとも郡エリア、学校によっては他県もそれに入ってくる。そのような交流の中で新しい考えも生まれるだろう。また学習する内容によって、自分は何に関心があって、何をするのに向いているのかが、中学生時代以上に分かってくるだろう。自分の可能性を拡大したり、方向性を明確にする事は、もちろん自分にとってはプラスである。
肝心なのは「この時点での自分を見つめ直して、具体的に将来を考える」という事だ。

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