先生、大阪の問題って…

今までかなり硬い話ばかりだったので「この塾って厳しいんじゃ」「私語厳禁かな」「授業中は緊張感100%みたいな雰囲気かも」などと思われているかもしれない。
しかし、実際は冗談が飛び交う中で授業は行われている。リラックスした中で思考回路はフル回転出来ると思うからだ。
そんな中、一生懸命考えるからこそ迷回答やトンチンカンな質問が出てくる事がある。

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以前の中3生クラスで総仕上げの為に、他県の公立高校入試問題を解いていた時の事である。
「この県の問題の構成は埼玉県とよく似ている。問題のレベルは埼玉より少し高いかな」などと話していると「構成が似ているって、どんな風にですか?」「埼玉よりレベルが高いっていう事は、この県の問題が解ければ、埼玉の問題にも自信を持っていいんですか?」という質問があった。
すると、いつもユニークな回答や質問をしてくる生徒が「先生、大阪の問題って大阪弁で書いてあるんですか?」と聞いてきた。
呆気に取られたのは私だけでなく、他の中3生全員も一瞬沈黙した。そして「わっ」という笑い声が上がった。もちろん、みんなどの都道府県の入試問題も方言では書かれていないと知っているからである。また、塾の自習室には過去15年以上の全国高校入試問題集が揃えてあり、それを利用していた中3生も少なくなかった。
「真面目に」「リラックスして」学習すると、こんな「天然ギャグ」誕生の場に立ち合う事も出来るのが、塾講師の特権ですな。

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