こんにちは。
先週に引き続き「受験生あるある辞典」をお送りします。
② 進路指導をする大人の情報よりも、友人の情報を信じやすい
これも数年前のお話です。
第一希望の県立高校には最後の模試で「合格圏」が出て、いつもの力が出せれば十分に合格という生徒さんでした。
ところが入試が近づくと「先生、私の偏差値じゃあ危ないんでしょ?」という質問をしてきました。
理由を聞くと友達から「あんたの偏差値じゃあ3足りないよ」と言われたという事でした。
「その友達の『3足りない』っていうのは、一体どこから出てきたのかな?」と聞くと、友達も受験生本人もよく分からなかったようです。
そこで改めて本人もよく知っている志望校の合格データと、更にその年の模試から算出された受験生の学力動向の資料も見せました。
「まず、キミの偏差値で3足りないというのはあり得ない。それから今年は若干受験希望者の平均偏差値は下がる傾向が見られている」
「では、キミが合格する可能性は高いのかな? それとも低いのかな?」と聞きました。
本人もようやく納得して「可能性が高いことが分かったよ」と言っていたので、こちらも安心しました。
このように
本番が近づくにつれ、受験生自身が「変な情報」を耳に入れる可能性は高くなります。
きちんとデータで対応すればいい訳ですが。