今回はN君と私(吉次)の会話形式でお送りします。
吉次「さて塾に入ってから、何か感じたこと、考えたことはあったかな?」
N君「塾に入る前は『勉強しないから1学期の期末テストは酷い結果だったよな』ってわかっていました」
「でも実際にどういう風に勉強ってするんだろうって思っていました」
「今まで勉強したことがなかったから分からないし、一番大きかったのは
友達も誰もがほとんど勉強していなかったっていう事ですね」
吉次「なるほどねえ、小学校の時から家で勉強はしなかったのかな?」
N君「そうですね、本当に友達もしていなかったし、家でもあまりうるさく言われなかったから・・・」
吉次「ああ、それじゃあ『勉強ってどういう風にすればいいのか?』って分からないよね」
N君「だから、何もせずに塾に来るようになったわけです」
吉次「でも今ではルーティンの塾での学習はほぼやってきているし、キモチに変化はあったっていうことかな?」
N君「最初は塾をなめていて『やってこなくても何も言われないだろう』って思っていました」
吉次「それがほぼ100%変わった。何がそうさせたんだろうね?」
N君「一番大きかったのは『やってこないと残されてやる羽目になる』っていうことですね」
吉次「つまり、残されるのが嫌でやるようになってきたっていう事か」
N君「そうですね。正直に言うと早く家に帰りたいから、家ではもう少しきちんと勉強しようって思いました」
吉次「でも最近はそれだけじゃないよね?」
N君「毎月の塾のテストでサボると宿題が増えるっていう仕組み。あれもきっかけですね」
吉次「そうだよね。最初の頃は『勉強やんないと宿題が増えるよ』って言っても聞き流していたしね」
N君「で、宿題が3倍に増えて『真剣に覚えて問題に取り組もう』って考えるようになりました」
吉次「なるほど。そういう2回の『勉強見直し』があったんだ。そうして勉強のやり方を掴んできたわけだけど、どう思っている?」
N君「2学期の中間テストでは学年順位が22番あがりました」
吉次「ということは勉強のやり方や何を学習するのかが分かってきたっていう事かな?」
N君「そうだと思います。それと今は『人がやっていないから』じゃなくて
『勉強をするのは自分。自分が勉強するんだ』っていう気持ちですね」
吉次「おお~っ、すごいねえ、中1でそこまで言えたら大したもんです。じゃあ、これからも頑張りましょう!」