2019年度 埼玉県公立高校入試「理科」の問題を予想してみる

昨日から学校も三学期が始まりました。

ただ、一部の学年・クラスではインフルエンザの生徒さんが出ているようです。

当塾の場合、今週末には群馬県の私立高校を受験する人もいますし、二週間後には埼玉県の私立高校受験が始まります。

寒さもここから月末までがピークと思うので、体調管理を万全にと願うばかりです。

 

さて、昨年好評をいただきました「埼玉県公立高校入試『理科』の問題を予想してみる」の2019年版を、今週から三週連続で記載しようと思います。

昨年は、おかげさまで大問②地学・③生物・④化学・⑤物理の出題分野を的中することができました。

そこで今年は小問集合というべき大問①についても予想してみようと思います。

 

今回はまず大問②地学と③生物についての予想をしたいと思います。

さて、埼玉県公立高校の入試が現在のように各教科100点満点となったのは2010年度からでした(それまでは1教科40点満点)。

それによって理科の入試問題は現在のような形式に変わったわけですが、地学・生物の出題内容を見てみると、以下のようになっています。

 

大問② 地学

2010年度 天文(中3)・・・日食

2011年度 大地(中1)・・・火山と地質

2012年度 気象(中2)・・・日本の気象

2013年度 天文(中3)・・・太陽系

2014年度 大地(中1)・・・地層

2015年度 天文(中3)・・・恒星

2016年度 気象(中2)・・・湿度・雲

2017年度 大地(中1)・・・地震

2018年度 天文(中3)・・・月と金星

 

・ こうして時系列に並べると、今年は3年ぶりに気象が出題される可能性が高いと予想される。

 

・ 実験による湿度や雲の発生は前回2016年度入試で出題されているので、今回は前線通過に伴う気象変化や、さらに日本周辺での季節による気候変動関連の出題がなされる可能性が高いのではないか。

 

 

大問③ 生物

2010年度 動物(中2)・・・細胞

2011年度 生殖(中3)・・・遺伝

2012年度 植物(中1)・・・植物の分類

2013年度 動物(中2)・・・動物の分類

2014年度 動物(中2)・・・消化器系

2015年度 植物(中1)・・・植物のつくり&生殖

2016年度 生態系(中3)

2017年度 動物(中2)・・・循環器系

2018年度 生殖(中3)・・・遺伝

 

・ 2016年度の「生態系」は中3の最後の項目の一つであり、ややイレギュラーなケースではあるが、高校入試は「中学校の学習過程全て」と考えれば、「軽く」でいいので対策は必要になる。ただし、内容は比較的易しいので、これから最終の模擬試験までにしっかり教科書を読みこむ形で学習すれば、十分に対応できる。

 

・ そのような中、今年度は4年ぶりに「植物」が出題されるのではないかと予想される。

 

・ 過去9年間のうち、植物が出題されたのは2012年度、2015年度の2回であるが、事実上いずれも「光合成」の問題が出題されていない。「光合成」は植物の学習では重要なテーマである。従って光合成に関する実験や、葉の表裏、維管束等についても正確な知識をつかんでおけば、比較的得点はしやすい内容になるだろう。

 

 

という訳で、今年の地学は「気象/特に前線通過に伴う気候変化や日本周辺の季節による気候変動」、生物は「植物/光合成を中心とした実験や植物の各部位の働き」が出題されるのではないかと予想されます。

 

 

次回は大問④化学、⑤物理の問題を予想してみます。

本番まであと50日ですが、すべての受験生がしっかり対策を立てて臨んでほしいですね。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です