検証4 「最後の1点を取りに行け -実質倍率は下がるー」その2

先週金曜日(3月9日)の公立高校の入試の結果発表から既に5日が経ちました。

今年の当塾の受験生の進学先も、以下の通り全て決定しました。

 

浦和高校・熊谷女子高校・熊谷西高校・前橋育英高校・・・各1名ずつ

本庄第一高校・・・2名

 

また、先日3年前の塾の卒業生で、現高校3年生から「第一希望の中央大学総合政策学部に合格しました」という嬉しい知らせもありました。

塾関係者には、この時期は「別れの季節」で一抹の淋しさを感じることもあるのですが、生徒たちがみんな新しいステージに希望を持って旅立つのを見るのは、それ以上に嬉しいことですね。

 

 

さて、前々回のブログで「検証シリーズも最後」と書きましたが、一つ忘れていたことがあります。

それは「定員の最後の一人で受験生の『内申書+入試の得点』が並んだ時は並んだ全員が合格となる」ということです。

では、さっそく主要高校について募集定員をどれくらい超えた合格者が出ているのかを今年のケースで見てみましょう。尚、以下は普通科のみのデータです。

 

高校名    募集定員(人)  実合格者(人)  対募集定員(人)

浦和高校    358     364     +6

浦和一女高   358     365     +7

大宮高校    318     327     +9

不動岡高校   318     322     +4

熊谷高校    318     322     +4

熊谷女子高   318     327     +9

熊谷西高校   278     281     +3

本庄高校    318     327     +9

深谷一高校   278     287     +9

 

こうしてみるといずれの高校も募集定員を超えて合格者を出しています。さらに転入学者枠の2名も超えていることも分かります。

また、募集定員を超える合格者数が特に多かったのは大宮高校・熊谷女子高校・本庄高校・深谷第一高校です。それぞれ9名オーバーですが、いずれも最終倍率が1.20倍以上で、本庄高校を除けば昨年よりも倍率が上がっていました。逆に3名とこの中で一番少なかった熊谷西高校の最終倍率は1.12倍でした。

以上の点から、激戦になるとボーダーライン上に犇めく人が多くなることはお分かり頂けるかと思います。

 

このことから「倍率を気にするよりも、ボーダーライン内に入ることが重要。だから何としても最後の1点を取りに行け!」ということを来年以降の受験生にもお知らせしたいと思います。

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