漢字学習考③ 意味が分からなければ「意味がない」

かつて次のような生徒さんが在籍していた。
小学生の時に英会話スクールに通っており、塾の英語は中学の内容からという事になった。本人は「英語は分かる」という事だったが、話す・聞くはまあまあだったが、書く・読むがいち速く遅れ始めた。聞いてみると「英会話スクールではほとんど英文を音読する、英文を書く事をしなかった」という。
漢字も言葉である以上、同じような事が言えると思う。まず「読めること」。次に「意味が分かること」。それから出来れば、その漢字を使った「文を作れること」。最後に「書けること」である。
という訳で、一番に必要なのは「読めること」である。「漢字学習考②」のサブタイトルに書いたように「木片」を「きがた」や「もくがた」と読んだりするのは問題外である。対策としては読書量を増やす事。本はもちろんだが、新聞もやはり有効だろう。ただし最近は新聞の宅配サービスを受けていない家も増えているようだ。
生徒さんだけでなく保護者の方も文字に触れる機会が増えるので、新聞の宅配を是非ご検討戴ければと思う。そして同時にリビングには国語辞典と漢和辞典があると「漢字」「言葉」に対する理解も格段に高くなると考えられる。
そして、その上で新しく読み方が分かった漢字や言葉を使う事が重要である。そのためには他の人との会話で使ったり、短文を作って他の人に見てもらうといいだろう。つまり漢字の勉強といってもやはり言語の学習なのである。習得のためには他者とのコミュニケーションが最も効果的なのは自明の理と言える。
書く事で頭の中に入れるのは使えるようになってからの方がすんなり頭に入るであろう。
さて、6月から始めた当ブログも今年は今回が最後になります。
来年も受験生、学生、保護者の皆さんに役立つ情勢提供が出来るように一層注力しますので、宜しくお願い致します。

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