塾の講師は志望校のここを見る ② 大学付属校・系列校の場合

前回の「塾の講師は志望校のここを見る①」を読んだ中3の塾生の保護者の方から「先生、もう少し具体的な話はありますか?」というご質問を受けました。

 

「どんなことをお知りになりたいのでしょうか?」と聞いてみると「うちの子が大学受験をするときって、例の大学入試改革の2年目ですよね。そうすると、いろいろと混乱があるのではないかと気になって・・・。それならば、公立に比べると経済的に負担が大きくなるけれども、上に大学がある私立高校の方が良いのかもしれないとか考えるわけです。ただ、付属校とか系列校に入っても、どれくらいの成績を上げれば大学に進めるのかがよく分からないんですよね」

 

なるほど、保護者の方からみれば切実な問題です。では、少し具体的に見ていきましょう。

 

当塾は埼玉県深谷市にありますが、大学の付属校・系列校で通学可能と考えられる私立高校を塾に近い順に上げていくと、以下のようになります。なお(  )内は上位の大学・短大です。

 

・ 東京成徳大学深谷高校(東京成徳大学・東京成徳短期大学)

・ 正智深谷高校(埼玉工業大学)

・ 早稲田大学本庄高等学院(早稲田大学)

・ 東京農業大学第三高校(東京農業大学・東京情報大学・東京農業短期大学)

・ 大妻嵐山高校(大妻女子大学・大妻女子短期大学)*女子高

・ 高崎健康福祉大学高崎高校(高崎健康福祉大学)

・ 東京農業大学第二高校(東京農業大学・東京情報大学・東京農業短期大学)

・ 高崎商科大学付属高校(高崎商科大学)

・ 前橋育英高校(育英大学・育英短期大学)

・ 共愛学園高校(前橋国際大学)

・ 新島学園高校(同志社大学・同志社女子大学・新島学園短期大学)

 

高崎線でさらに南下すれば上尾や大宮あたりにも上に大学のある高校はあるのですが、満員電車で1時間ということは「door to door」で1時間半以上は見なければならず、今回は対象外としました。

 

それでも「上に大学のある高校は11ある」というのはなかなか壮観です。あとは生徒さんの志向・方向性にあった学部・学科を上の大学が持っているかの確認。あるいはそういったものがまだよく分らない、あるいは決まっていない場合、出来れば上の大学は幅広い学部・学科に対応している方が望ましいので、その点の確認が必要になってくるわけです。

 

それが決まれば、まずはその高校から上の大学へ何人進学しているかの確認です。ほぼ100%が上位の大学に行っている高校もあれば、外部の大学への進学実績が多い高校もあります。

 

その上で、塾の講師は説明会等で、付属・系列高校から上位大学への内部進学基準を確認していきます。その際、例年、その基準値の成績を上げている生徒は学年の何%くらいなのかも重要な聞き取り項目です。

これに対する回答は、各高校でまちまちなのは言うまでもありません。「評定値3.2以上です」「評定は3.5以上ですが、講義内容に対応するため、大学からは4.0以上の生徒を寄こしてくれと言われています」「学部・学科によってかなりばらつきがあります」「A学科に推薦が効くのは、うちの高校の一番上のクラスだけです」等々です。

 

さらに「内部基準に足りないと、上位の大学への進学は無理なのでしょうか?」という質問に対し、その高校独自の「裏ワザ」を教えてくださった担当の先生もいらっしゃいました。ここではその詳細はお知らせしませんが、高校の募集担当の先生もいろいろと工夫をされているのだということが分かります。

 

こうしてみると「大学の付属校・系列校」といっても様々です。受験生・保護者の方は、一度塾の先生に話を聞いてから「見るべきこと」「聞くべきこと」のポイントを絞った上で、実際にその高校へ赴き説明会に参加されるのがベストでしょう。

 

受験生・保護者の方共に、悔いのない志望校選びをしていただければと思います。

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