国語 なぜ難しく感じるのか? ④

関東地方はこの二三日、台風13号の影響でうだるような暑さから解放されています。しかし、台風一過の明日からはまた猛暑が復活するようです。皆様のご健康をお祈りいたします。

 

 

さて「国語 なぜ難しく感じるのか?」の四回目になります。

今回は「第三者の目を身につけるには」というテーマでお話ししたいと思います。

過去の三回で「国語が苦手な人は自分勝手な解釈をする」という話をしてきました。つまり国語が苦手な状態から脱却するには「自分勝手な解釈から脱却すること」に他なりません。

 

そのためには「何をすればよいのか」、あるいは「どうすればよいのか」ということに考えをめぐらすことになります。

ここで提案したいのは「文章を意地悪く読んでみよう」ということです。つまり、問題文として提供される小説や論説文を「それってありですか?」とか「ちょっと違うんじゃないでしょうか?」と考えながら読むことです。

端的に言うと「粗探しをしながら読む」ということになります。

 

本来であれば「問題文は素直に読みなさい」「問題文を100%受け入れなさい」という指導の下に、これまでは問題文や教科書の教材を読んできたと思います。

しかしながら、そのような読み方ではなかなか「批評的な読み方」は出来ないのは自明の理です。

 

ましてこのテーマの対象になっているのは思春期の生徒さんたちです。大人に対する反発心も旺盛な年齢です。小学校中学年までのように「素直に読みなさい」という指導では、反骨心を煽るだけでしょう。

まして国語の問題自体が「第三者の目」「複眼思考」といった「大人の思考」に近いものを求めているのであれば、「批評的な読み方」に移行するのは避けて通れません。

 

以上のような観点から、国語の読解が苦手という人には「意地悪く文章を読むこと」をお勧めします。

「自分の後ろに一歩引いたもう一人の自分がいて、批評的に作品を読んでいる」というレベルまでくれば、その人は「第三者の目」あるいは「複眼思考」を身につけたと言っていいでしょう。

 

夏休みもあと三週間ですが、自分の時間がたっぷり取れるこのチャンスに「第三者の目」「複眼思考」を育むことをお勧めします。

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