4月末に行われた中3生の模擬試験の結果が返ってきた。3月の模擬試験に比べて上がった人もいれば、下がった人もいる。とは言っても本番の公立高校の入試は10ヶ月後。この時期のアップ・ダウンはまだまだ気にする必要は無い。注意すべきはどこで詰まらないミスをしていたか、あるいはもう少し準備をしっかりしておけば出来た問題は何かをきちんと確認する事である。次の模擬試験につなげる自主学習をしてほしいと思う。
ところで4月から入塾した人達も初めての模擬試験となった。しかしこれだけ範囲が広いテストを受けるのは未体験だったので、中学校の定期テストなどから想定していた結果とは違うものになったようだった。
「ダメダメだった!」「スゴいショック!」「親から『酷いね。何やってたの』って言われた」という前向きでない声が聞かれた。
そこで私が伝えたのは「ここがスタート地点で、あとは成績を上げればいいだけだ」「この結果を元にして自分の志望校のボーダーラインと言われているところまで『あと何点必要なのか』『そこまで到達するのに何をどれだけ勉強すればいいのか』を考えて学習計画を立てればいい」「大体最初から出来るのならば、塾に来る必要は無いしね(笑)」という事である。
結果を否定するのでなく、そこから次につながる展望に結びつける。これが模擬試験の「悪い結果の利用法」であろう。
初めての模擬試験を終えて
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