前回「模擬試験の範囲の増えた部分を事前に復習しよう」と言うお話をしました。
一番の理由は「効果的に復習が出来る」ということです。
前回申しましたように、中3の学習内容を、例えば二学期の期末試験終了時から年明けまでにあたらめて復習する時間はなかなか取れません。
そこで、次の模擬試験までに「まとめてではなく少しずつ」復習することで、この問題を解決できることがお分かりいただけるでしょう。
また、その模擬試験で新しく広がった分野の出題がなかったとしても、次回、或いはその次に出る可能性はあります。
いわば復習を兼ねて予習が出来ることになります。
受験勉強と言うと、どうしても「出そうな問題に対応する」と言ういわば「受け身」になりがちです。
しかし「戦いは主導権を握った方が有利」とは昔から言われていることです。
この「模擬試験の範囲の増えた部分を事前に復習する」ことは「戦いの主導権を握る」ことに直結します。
それまでは「また模擬試験かあ・・・」と考えていたのに「今度はそれまでにOOまで勉強してやる!」という意識に変えられます。
つまり「新しい範囲の問題が出ても、解けるんだ!」と言う積極的な気持ちで模擬試験に参加できるのです。
また毎月の拡大範囲を少しずつ復習していくことで、受験勉強での時間的な負担も軽減できます。
拡大する範囲を復習するには、1科目当たり2~3時間程度、5教科合計で10~15時間と考えられます。
1日当たりでは30分~1時間程度で十分という事になります。
しかし、これを後でまとめて行おうとすると、4回分の模擬試験では単純に合計して40~60時間が必要になります。
たとえばこれを12月初旬から1月の冬休み明けまでの40日間でこなそうとすると、1日平均1~1.5時間は必要になります。
しかも、年末年始の休みなしで、です。
以上のような観点から、
「模擬試験の範囲の増えた部分を事前に復習しよう」という事をお勧めしています。
2学期の受験勉強に当たり「先手必勝!」の作戦です。
尚、この件は以下の動画でも解説しています。
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