(三週間連続で二学期中間試験ネタになります。すみません)
二週間前「先生、分からないところがあるから教えて」とやって来たのは私立の中高一貫校に進んだ塾の卒業生。今年は中学三年生だが、既に高校の課程を学習している。
「中学の内容はポイントだけ押さえておけば良かったんだけど、高校の内容になったら、それだけじゃ足りなくて。結局、全部勉強しなくっちゃマズイって気がついた。でもめんどくさいね」と塾の自習室で勉強しながら言う彼に、「それに気付くとは大したもんだ。公立の進学校に行ってもそれが分からなくて、自滅に近い形で成績が低迷している人はかなり多いからね」と話を返した。
彼の学校は校則や生活規範等の点で、公立の学校に比べるとはるかに厳しいのだが、「成績が良ければ余りうるさい事は言わないよ」という情報までオープンにしてくれた。う~ん、教育という観点から考えると、学習成績の良し悪しと守るべき規則には何の関連性も無いと思うのだが……。もしも事実であるならば、もう少し生徒を信頼して「規制緩和」をした方が良いと思う。この学校は首尾一貫の方針を進めるべきだろうと愚考する次第だ。
ところで、この日の自習室にはもう一人、中学三年生の女子も来ていた。二人共、午後7時前にやって来て、四時間程頑張っていた。そうしているうちに女の子はお父さんのお迎えがあり、結局二人共11時頃には帰宅した。流石に中学生を日付が変わるまで留める訳にはいかないなあと、心配し始めた矢先だったので彼女のお父さんのお心遣いには感謝である。
中学生・卒業生にも徹底的に付き合いますよ
コメントを残す