どっちがいいの? グループ学習と個人学習 ④ ほかの人がいるからこそ「情報交換」「励ましあい」

こんにちは。本日は8月21日。記録的な暑い日々も先週末でピークは越えたようですね。

当塾の8月の授業と中3生対象の夏期講習は今週金曜日で終了予定です。

とはいえ、二学期開始まではまだ一週間あるので、この週末から来週前半には自習室を朝から夜まで開けることにしています。

残念ながら例年同様、この時期になってもまだ「受験生」としての自覚の乏しい中3生もいるので、ここで「悔いのない」夏休みにするための総仕上げを行う予定です。

 

さて「どっちがいいの? グループ学習と個人学習」も四回目。今回で最終回といたします。

前回は「グループ学習の弱点」である「どうしても私語を話してしまう」ことに対する考察とその対策を考えてみました。

 

今回は「それでもグループ学習にはメリットがある」というお話です。

 

まず第一に「他の人の学習を参考にできる」ということが上げられます。

例えば、同じ(レベルの)高校を志望校としている友人が、自習室で学習をしているとします。

勉強の合間に「一日にどれくらいの時間の勉強が必要だと思う?」という話をすれば「なるほど。自分の勉強時間は一応足りているようだ」とか「まだ勉強時間が足りないな。どうすれば時間を増やせるかな?」などと考えることができます。

また「どんな参考書や問題集を使っているの?」「この問題の解き方はこれでいいのかな?」などと真剣になればなるほど「私語の入り込む余地」はなくなっていきます。

この「気軽に情報交換ができる」ことは「グループ学習」のメリットの一つでしょう。

もちろん、そういったものを自分一人だけの力で克服していく受験生もいます。

また、最近ではインターネットですぐに検索できるという状況もありますが、ネット上の「顔の見えない相手」よりも「気心の分かっている友人」の一言のほうが得られる安心感ははるかに大きいのではないでしょうか。

 

「グループ学習のメリットその②」は「理解しあい励ましあえる友人がすぐそばにいる」ということです。

以前このようなことがありました。

受験生A君はギリギリの成績で志望校にチャレンジすることを決めました。とはいっても、最後の模擬試験の結果も「50:50」というもので「安心して受験しよう」というものではありませんでした。

そこで、私からA君へのアドバイスは「英数国の中2までの基本的内容で取りこぼしが多いから、入試までの1か月半は自習室で毎日、英数国のテキストを復習すること」でした。

それ以降、入試の前日までA君は毎日自習室で3時間の自主学習を続けました。今まで彼が熱心に勉強するところを見たことがないといっていたお母様も「勉強しないのならば滑り止めの私立高校に行く価値はないと思っていたのですが、こんなに頑張るのならば万一の場合には喜んで私立高校に行かせようと思います」と公立高校の入試直前に言われたほどでした。

とはいっても、それまで自主学習の経験があまりないため「本当に大丈夫なのか?」東京都とA君には自信が持てませんでした。

進路指導をしていた私からはその高校の受験生の層と倍率から「合格可能性のほうが高い」とアドバイスをしていましたが、同時に同じ高校を受験するB君の励ましも気持ちを奮い立たせるものでした。

A君が「自信がないんだよな」というとB君は「何言ってんだよ。4月から同じ高校に行こうぜ!」と声をかけてくれました。この具体的なイメージの湧き上がる励ましは、A君の「最後まであきらめずに頑張ろう!」という気持ちに火を点けてくれました。

結果は、もちろんA君B君そろって合格でした。

 

どうでしょうか? 個人学習にもたくさんのメリットがあると思いますが、グループ学習には「共に戦っている」という、いわば「戦友」としての意識をもって、この人生初の「自力で何とかしなければならない」試練を乗り越えることができるがメリットがあるといっても過言ではないでしょう。

 

というわけで4回にわたり「グループ学習と個人学習」について述べてきましたが、それぞれにメリット・デメリットがありますが、デメリットが多いと思われているグループ学習には、他では得られないメリットがあるということを結論として、このテーマを終わりにしたいと思います。

 

 

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