こんにちは。
今後、毎回の水曜日の更新の他にイレギュラーで、塾の様子・状況等をお知らせしようと思います。
さて、4月も終盤に入ってきましたが、塾生の様子を見ているとちょっと気づいたことがあります。
「昨年に比べて、緊張感がない」ということです。
授業中も注意散漫になっている人や、問題を解くときのケアレスミスが多くなっているようです。
特に中学3年生にその傾向が強いです。
「去年と今年のメンバーの学力差はほとんどないのになぜだ?」と考えていて思い当たる節がありました。
昨年はコロナ化で学校が休校状態だったことです。
昨年の場合、学校での授業がなかったので、塾生は必然的に塾の授業中心に学習していました。
とはいえ、元々学校の学習内容を補強することが目的の塾の授業時間は、学校と比べると格段に少ないのです。
英数ならば半分程度です。
しかし、学校で授業があれば生徒さんはきちんと対応できたはずです。
だが、それがなかったので、絶対的な学習量の不足につながってしまっていたのが昨年です。
こうしたことから昨年は7・8月に行う「夏期講習会」を前倒しで5月に実施して、全体的な学習量の確保に努めました。
また、昨年の中3生も学校閉鎖という「異常事態」の中でも、なんとか学習時間を確保しようとする生徒さんが多かったですね。
これはコロナ禍のなせる緊張感でしょう。まあ「ああいう経験は一度で十分。毎年味わいたいとは思わない」というのが現高1生の本音でしょう。
けれども今年は「いつもと同じように」新学期は始まり、「いつもと同じように」授業もイベントも進んでいます。
いわば2年前に戻ったわけです。
こうなると「中3生の緊張感が出てくるのは部活終了後」という例年の「流れ」になってくるのは予想できます。
さて、間もなく東京や大阪を中心に4回目の非常事態宣言が出されますが、中学生ですら慣れてしまった現状に対し、我々大人は、こうした学童・学生に対してしっかりと範を垂れることが出来るのでしょうか?