「全国学力テスト」結果分析を検証する ① 有言実行の家庭ならば・・・

久々に水曜日の更新になります。とは言っても間もなく木曜日になる時間帯なので、「遅くて申し訳ありません」と先に謝る必要がありますね。

 

さて、中学校は二学期が始まって一週間、小学校も三日が過ぎました。当塾の生徒さんもほぼ全員元気な顔で新学期を迎えました。

ただ塾の大半の中学生が通っている中学校はこの土曜日に体育祭だそうですが、当日の最高気温は34℃と予想されています。参加する中学生に熱中症などの事故がないことを祈ります。

 

 

ところで今月からの新たなテーマは「『全国学力テスト』結果分析を検証する」です。これは毎年5月に小6生・中3生を対象に行われているものですが、昨年度は「保護者に関する調査」を追加事項として加え、家庭状況と学力との関係を分析したものです。既に今年6月27日に文科省から発表されましたから、ご存知の方も多いかと思います。

 

様々なメディアで取り上げられていることもあり「そろそろこれについて書こうかな」と考えていたところ、今週行われた某私立高校の入試説明会では、同高校の校長先生が、この分析結果について触れていたこともあり、ここで取り上げることにしました。

 

今回は第一回ですので、ほんのさわりだけにしますが、国語・算数/数学の結果が上位25%以内にいる生徒の家庭では、保護者の方がお子さんに対し、次のように接するケースが多かったとのことです。

 

・ 規則的な生活習慣の習得させる

・ 文字情報に触れる機会を作る

・ 知的好奇心を育成する機会を増やす

・ 学校に対して積極的に働きかける

 

もう少し具体的に見ていくと・・・、

 

・ 子供には毎日朝食を食べさせている

・ 本や新聞を読むように勧めている

・ 小さいころに絵本の読み聞かせをした

・ 計画的に学習するように促している

・ PTA活動・保護者会等によく参加している

 

どうでしょう? 前回の「国語 なぜ難しく感じるのか? ⑦」で、「苦手な国語を克服するには大人のリードが必要」と書きましたが、全般的な学力向上にはどうしても「大人」、それも一番身近な「保護者の方々」の力が必要不可欠なのだということを、この分析結果は示しています。

 

次回以降は、さらにさまざまな観点からこの分析結果を見ていきましょう。

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