注)タイトルの「○○」には自分の名前を入れて下さい。
この時期になるとごく少数ですが「実は夏休みの宿題が終わってなくてえ~」と、笑い話のように言い出す人がいます。
しかし、これは笑い話ではすみません。
何故ならば2学期の学習内容は各学年共に重要で、それだけに高難度の項目が出てくるからです。
夏休みに「自主学習なんて何もしませんでした」と言うのはあまりに危険だ、という事です。
そこで今回は中学生の各学年で「どんな内容が出てくるのか?」「それに対応するには何をしておくべきなのか?」について記載します。
ただ、ここでは特に事前の知識が必要な英語と数学のみの説明とします。
尚、英語については深谷市で採用されている東京書籍「New Horizon」を基に2学期の内容を考察します。
【各学年共通】
・ まずは学校から出されている「宿題」は手を抜かずにしっかり終えること。
・ これが「1学期の復習の最低限」の学習になります。
【中学1年生】
英語・・・「3人称単数現在の一般動詞」「代名詞(目的格)」「現在進行形」が大きなテーマになります。
対応)1学期に学習したbe動詞・一般動詞の使い方がきちんと出来ることが必要です。肯定文・疑問文・否定文のつくりを頭に叩き込んでください。
数学・・・「方程式」「変化と対応(比例と反比例)」がメイン。特に方程式は応用問題(文章題)で比例・反比例は苦手な人が続出します。
対応)方程式の応用問題のベースは文字式の「式を作る」こと。これを復習。比例・反比例は小学校の学習内容を復習しておくといいですね。
【中学2年生】
英語・・・動名詞や「疑問詞+to不定詞」「比較表現」など「2つの文を1つにまとめたような表現」が続出します。中学英語上級編突入です。
対応)1学期に学習したto不定詞の3用法は必ず復習しておくこと。実際はこのto不定詞からが中学英語上級編と言っていい内容です。
数学・・・中学校数学の最難関「一次関数」と「図形の証明」が連続して出てきます。この2分野をクリアすることで進学校への道が見えてきます。
対応)中1で学習した「変化と対応(比例と反比例)」の特に比例部分と「平面図形」の角度等の復習は必須です。これがベースになっています。
【中学3年生】
英語・・・「間接疑問文」「現在分詞/過去分詞の後置修飾」「関係代名詞」「仮定法過去」と中学英語の総仕上げに入ります。
対応)「2つの文を1つにまとめた表現」の連続なので、参考になるのはto不定詞の基本的な用法と、できれば中3の応用編まで復習するとベターです。
数学・・・「2次方程式」「2次関数」「相似」「円」「三平方の定理」と中学数学の総仕上げに入ります。
対応)中3の1学期で学習した「因数分解」「無理数」は必須。出来れば中2の「三角形の合同条件」位までは復習したいところです。
いかがでしょうか? まあ、最低限でもこの位の復習をすれば、いきなり「授業が分からない!」という可能性は格段に下がるでしょう。
「英数は積み上げ科目」ですから、逆にその特徴を上手く活かせれば「最小の時間で最大の効果」も狙えるはずです。
「夏休みはあと10日間!」。「10日間しかない!」ではなく「10日間を最大限に活かしてやろう!」と考えて、2学期の準備を考えてみましょう!
この件については以下の動画でも解説しています。
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