ええっ、本当!? 合格点のカラクリ!

こんにちは。

夏休み直前で「この夏は頑張るぞ!」と考えている人も多いでしょう。

そこで「敵を知り、己を知れば・・・」の通り、

今回は「受験の仕組み」についてお話しします。

 

* なお、この内容は埼玉県北部地区の高校受験の内容を中心にしています。

そうでない地区・地域の方は事情が違うことがある場合を、ご考慮の上、以下をお読みください。

 

この地区での、高校入試は「私立高校を受験する(併願を含めて)」「公立高校を受験する」という2つに大別できます。その特徴は

 

①.私立高校の入試は各高校が定めた内部基準に達しているかをみる形になる。

②.公立高校の入試は各高校が定めた「内申書(成績表)」と「学力検査(入試)」比率の合計で、合格者が決まる。

 

では、それぞれについて見ていきましょう。

 

まず「私立高校の入試」ですが、

各高校では「内申書」を有力な資料として、設定した基準点に達していれば、その生徒さんは入試で不利にならないようになっています。

また、中学3年生の夏以降の模擬試験を重要資料としている高校もあります。

 

ということから、

私立高校受験に当たっては「事前に受験生の学習状況を、各高校に知らせておくことが望ましい」

ことになります。

 

これは今後秋口からほぼ年内一杯に行われる「個別相談会」「説明会・見学会」には、一回でも参加される方が良いことを示しています。

いわば私立高校に「顔を覚えてもらう」ことが必要になる訳です。

その際には各高校から「(基準点まで)あと3点欲しいです」などの具体的な情報も得られるので、参考にされるといいでしょう。

 

 

次に「公立高校の入試」です。

 

これは実例を見ていただいた方が良いでしょう。

下の写真をご覧ください。

これは熊谷女子高校の、令和5年度入試の基準です。

 

熊谷女子高校 入試基準

 

まず、調査書(内申書)では中学各学年で成績の比率が違います(原則各学年とも9科45点満点です)。

中1:中2:中3=1:1:2

と中3での頑張りを一番評価する形になっています。

 

また、昨年比で「特別活動は30点から60点へ、その他の項目は10点から20点へ」増えています。

しかし、これで「熊谷女子高は内申書重視になった」という事はありません。特別活動・その他では加点されるケースはあまり多くない為です。

むしろ「さらに実際の入試を重視するようになった」と言えます。

 

次に「一次選抜」「二次選抜」とありますが、これは定員の60%までを一次選抜として、内申書と入試の合計で選びます。

このとき入試500点に対し、内申書は334点ですから、内申書の持ち点を1.28倍していることになります。

とはいえ、内申書:入試=2:3 と言えるので、この時点では「入試重視」になっています。

 

さらに二次選抜ですが、残りの40%をこの基準で選びます。

この時の内申書は、持ち点を0.83倍にした215点ですから、入試との合計は715点になります。

この時の比率は、内申書:入試=43:100 となり、比率は開いています。一次選抜よりもさらに入試重視になっています。

 

このように

公立高校の入試は「内申書」と「入試」の合計の比率で、合格者が決まることになります。

 

なお、この内申書と入試の比率ですが、各高校で違っています。

それぞれの高校や県の教育員会のホームページを参照されるといいでしょう。

 

全体の傾向としては普通科を中心とした進学校では「実際の入試を重視」する高校が多く、専門学科等では「内申書重視、もしくは内申書と入試は同等」とする高校が多いように思われます。

 

さて、少しラフではありますが、ここまでの内容をまとめますと

「私立高校の入試結果は事前に予想できる要素が多い」

「公立高校の入試結果は事前予想は難しい。だからこそ念を入れた受験のための学習が必要」

という事になるでしょうか。

 

とは言え、私立高校の入試でも不確定な要素(病気、精神的なスランプ、迷い等)が出ることもあるので、しっかり準備を進めたいですね。

 

では、本日のブログは終わります。ありがとうございました。

 

 

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