こんにちは。
今年から当塾の中3生には、新しく受験用テキストで半分「強制的」といっていい形で家での学習をするように指導しています。
利用しているのは英数国理社5科目の高校受験用テキスト。
いずれの科目も通学校の学習内容を20~30の項目に分けており、
中1から中3の内容までを網羅した内容です。
構成は1項目につき4ページ。
最初の2ページは学習内容の解説、次の2ページで基本から入試問題までを学習する内容になっています。

市販でも同じようなものが販売されているので、書店等で見比べて受験生に合ったものを探すのがよろしいでしょう。
さて、なぜ今年からこのテキストによる家庭学習を強制することになったのか?
それは
「きちんと見ていないと出来るだけ勉強しないようにする受験生が多い」
という一点によります。
本来、このテキストによる自習は受験生の自主性に任せ、
塾講師としては
「分からない箇所の質問を受け付ける」
「受験までの学習計画を立てられない受験生には一緒になって学習計画を立案する」
「中学校の定期テストの際、範囲の項目を学習するように指導する」
等、細かな学習指導はせず、困ったときの手助けをするというスタンスでした。
しかし、この数年、この方法ではうまくいかない事態が増えてきました。
それは
「自主性に任せると『何もしない』という受験生が急増してきた」
のです。
その理由については後述するとして、
その現象に伴い最後の最後で追い込みの学習が出来ずに、
志望校選択で困る生徒さんの割合も高まってきました。
そこで対策として打ち出したのが
「中2から中3に上がるときから、こちらで細かな配分を決めて強制的に自習をさせる」
という方法でした。
なぜこのようなことが必要になったのかというと
・ 教科書・テキストの解説をよく読み理解してから問題を解く習慣が身についていない中3生が増えてきた
・ とにかく「早く勉強から逃れたい」ため、問題を解いても答え合わせをしない、問題の解き直しをしない人も増加した
・ このような「学習法」では理解が深まらないので、成績の伸長につながっていない
ということが主な原因と考えられます。
そこでそれを打ち砕くための「強制学習」の導入を計った訳です。
さて、その「強制学習」ですが、詳細は次回に説明したいと思います。