全国2位! 驚愕の卒業生はこうして志望校を決めた!

先月、東京農大第二高校の説明会で「活動内容」を見ていた時に

当塾の卒業生、H君の名前を発見しました。

それも

「インターハイ400X4リレーで全国2位」

というメンバーの一員としてです。

「全国的にもハイレベルの農大二高で本当に頑張ったんだなあ」

と私も嬉しくなりました。

 

これも志望校選びの成功例として彼の「戦略」を上げておきます。

①.自分の志向に合う志望校について、条件を設定して考える。

②.他者から提供された情報をしっかり吟味してみる

 

H君は中学1年生の時に入塾。

学校では陸上部に所属。数学が得意でしたが、英語の基礎学力もあり「大学へ進学したい」と考えていました。

中3に上がる前の志望校として考えていたのは、公立のH高校。

「大学進学の実績もあるし、部活も楽しめそうだ」という考えだったようです。

 

そんな考えが徐々に変わっていったのは、中学校の部活の最後の大会が終了した夏休み前。

「楽しい部活もいいけれども、もっと本格的に陸上に取り組みたい」

という気持ちになったようです。

 

この時点で彼が保護者の方と話をして想定していた志望校は2つでした。

公立K高校・・・この地域ではナンバーワンの進学実績。陸上部の活動も盛んで、好成績を上げている人も多い。

公立M高校・・・通学には若干不便だが、陸上部の実績は県北でもトップクラス。指導する先生にも定評がある。

 

こうして当塾で毎年9月下旬に行われる「進路相談会」に保護者の方と共に参加。

「上記の2校を志望校に考えたい」と意思表示をしました。

 

ここで私の方から

「もしも私立高校でも、というのであれば高崎の農大二高はどうでしょうか?」

「群馬県ではトップの陸上部があり、例年インターハイで上位に入る選手を育成しています。顧問の先生がきちんと指導されていますね」

「大学の進学実績にしても、当初候補だったH高校、今志望校の一つになっているM高校よりも上と言っていい内容です」

「ただ、レベルが高い分、練習は相当ハードでしょうし、ケガ等の心配もあるのは事実です」

と話をさせていただきました。

 

その上で

「やはり、まずは自分の目で確かめるのがベストですね」

「その上でH君の志向に合致するかどうかを判断されればよいかと思います」

と話をして、その日の相談会は終了しました。

 

今まで考えたことのない隣の県の高校を提示されて、H君はちょっと戸惑っているようでした。

ですから「やはりK高校かM高校が候補かな」と、私もこの時点で考えていました。

 

しかしH君はそのあとすぐに農大二高に説明会に参加。陸上部の見学もして

「ここがいい。ここで陸上を思いっきりやりたい!」

と決心して、農大二高を第一志望校としました。

 

入試は何の心配もなく、みごと合格。

そうしてH君の本格的な高校での陸上競技生活が始まりました。

高2ではリレーのメンバーとしてインターハイ県予選3位。着実に力をつけて、ついに今年は

全国2位にまで登り詰めました。

 

これもH君が、高校受験に当たって

「高校で何をしたいのか?」

「それを実現できる高校はどこなのか?」

を真摯に追いかけてきたからと思います。

 

陸上など、スポーツだけでなく様々な点でこの考えは活かせるでしょう。

 

今年も先月下旬に「進路相談会」を行いましたが、

今年度の受験生にもこのような形での協力をすると心がけています。

 

 

 

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