これだけ絞ってやっておけ! 期末試験~冬休みまでの受験勉強1

現在、中学校の期末テスト中という受験生も多いでしょう。

このテストで高校に送られる「内申書」が決まるのですから、力が入りますね。

 

さて、期末テストが終わればあとは冬休み。しかし、今年の冬は塾や予備校の講習会で「寝正月」なんて無理、ですよね。

「じゃあ、冬休みまでの3週間くらいでのんびりすればいいじゃん」という人もいると思いますが、こちらも無理ですね。

何故ならば、私立高校のインターネット出願が開始されるからです。

ただ埼玉県内の私立高校入試は事前の相談会等で目安がついていることが多く、精神的な負担はあまりありません。

ですから

群馬県の私立高校を受験する人は、過去問に取り組むのがベスト

ですね。

 

 

また上記の塾や予備校では冬期講習に「過去問」「出題予想問題」等を解いて、ラストスパートを図るところが多くなっています。

そこで公立高校を第一希望にする人は、次のような方針で学習に取り組むといいかと思います。

 

①得意な科目は得点の積み上げを狙って二学期の内容の復習をする

②苦手な科目は少しでも失点を抑えるために、基本問題が解けるように練習する

 

ではまず①から見ていきます。

中3の二学期は「中学校課程の最終段階」として各科目共に高度な内容が目白押しです。

中でも「英語は関係代名詞・仮定法過去」「数学は二次方程式・二次関数・相似・円の角度」「理科は運動とエネルギー」・・・

と「中学校最後の難関」が並びます。

 

年が明けてからこれらを復習しようとしても「私立高校の入試>最後の模試>公立高校出願」という日程で時間確保は困難です。

そこで、学校行事もなく比較的時間がとりやすいこの時期に復習をする訳です。

尚、公立高校が第一希望であれば極端に難度の高い問題が出題されるケースは多くありません。

過去には数学の問題で「正答率1%以下」という事があり、県議会で問題になったほどでした。

しかしながら、時間を掛けて学習することで、一部の超難問を除いた問題への対応は確実に広がります。

 

 

さて②です。

大抵の人には苦手な科目・分野があります。

「その問題が出たら、もうお手上げ・バンザイするしかない!」と悲壮なキモチになっている受験生も多いでしょう。

そこで、この時期に

「最低限の基本問題に対応できるようにして、なんとか『0点』を免れるようにする」

と目標を設定するといいですね。別に無理して満点を取る必要はないのですが、流石に「得点できない」のはピンチです。

 

具体的には「数学が苦手>計算問題に絞って練習する」「英語が苦手>中2の前半までの文法と単語を復習する」「国語の文法が苦手>分厚くない参考書・問題集を繰り返し学習する」等が考えられます。

 

 

さて、当塾でも冬期講習会では「埼玉県公立高校入試問題の徹底的研究」を実施しています。

そのための準備として、上記のような学習をするように勧めています。

冬期講習会終了後の受験生の反応や実際の声を記載します。

 

・ 「全部やんなきゃ」と思っていた数学も、計算問題だけに絞り込んだので、入試の大問1は正解が増えた。

・ 「英語は中2の前半までを集中的に学習」と言われたので、単語と文法を復習したら、入試の大問2のミスがなくなった。

・ 数学の学校選択問題(全県で大学進学実績の高い20校が採用)は2学期の内容が多かった。この時期に復習してよかった。

 

こうして見ると「期末テスト~冬休み」には3週間ほどの時間があるので、比較的余裕があります。

であれば、テーマを作らずにこの時期を「いつものペース」「ルーティン学習」に使うのはもったいない。

「得意科目はさらに上乗せを、苦手科目は基本問題への対応のみ考えて学習する」ことを提案いたします。

 

 

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