過去問活用術 応用編

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

さて、今年のブログ第一弾は「過去問活用術」の応用編といたしました。

 

中学3年生もほとんどが最後の追い込みに入っている時期かと思います。

そのような時期に過去の入試問題を「模擬試験代わり」に利用するのは非常に有効な方法と思います。

 

当塾では既にお知らせしましたように、過去6年間の埼玉県公立高校の入試問題を解き、解説し、出題傾向を探り、弱点補強を図るという「公立高校入試問題徹底研究」をテーマに中3生の冬期講習会を行っています。

 

同時に以下の観点から、その生徒さんのおおよその偏差値の算出も行っています。

 

①.埼玉県公立高校の入試の平均点は偏差値52と推定できる

「平均点=偏差値50」と考えがちですが、実際は私立高校の単願受験をする生徒さんも多いため、受験関係者の間ではこの数値が知られています。

 

②.偏差値は75~25で治まる

北辰試験などの模擬試験では、5科合計500点満点の場合75。合計0点でも25でほぼ納まります。つまり得点は500点というレンジの中で、偏差値のレンジは50ということになります。

 

③.過去の模擬試験のデータを活用する

県の教育委員会では毎年その年の高校入試の平均点を発表していますが、その得点と近い過去の模擬試験のデータを利用します。この場合、そのような蓄積のある塾ならではのノウハウになります。

 

さて、このようにして、当塾の中3生は冬期講習会期間中、毎日毎日「過去問という名の模擬試験」あるいは「模擬試験という名の過去問」にチャレンジし、その対策を学習するわけです。

そうするとどうなるのか?

 

前回のブログで「過去問は古い方から解き始める」とお知らせしましたが、最初の年度の問題を解くときには志望校のボーダの偏差値に到達しなかった受験生が、徐々に成績を上げてきて、ボーダーラインを超えてくる時が出てきます。また、大半の中3生は成績が上昇傾向になっていきます。

きちんと問題の傾向・レベルを把握して、すぐに復習をするから、このような成果につながっていくのです。

(まあ、中には弱点が全く改善されない受験生も少数ですがいます。そのような場合、強制的な自習室での学習を義務付けることもあります)

 

今年は明日から冬期講習会を再開しますが、とにかく全ての受験生に、残り少ない冬休みをしっかり充実したものとして過ごしてもらいたいと望むばかりです。

 

 

さて、今年も少しでもこのブログをご覧いただいている方の役に立つよう情報を、今後も提供していくつもりです。

引き続きご愛読いただければ幸いです。

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