なぜ見直しをしないのか? ② 一番気持ちいいのは・・・

こんにちは。このブログを待っていてくださった方には申し訳ありませんが、久々の更新になります。

調子の悪かったPCも何とか目処がつき、気持ちも新たにブログを続けたいと思います。

 

さて更新が出来なかったこの間、中学校では部活動の最後の大会が行われ、ほとんどの中学3年生は部活を終了しました。

あとは「これで入試に向かって一直線!」と行きたいところですが、なかなかそうはいかず、中3生全員のエンジンがかかるまで時間がかかるのが例年の習い。

 

そこで来週の中学の期末試験に向かって週末29・30日は、中3生をはじめ全学年で普段の授業で扱っていない理科・社会を中心とした「期末試験対策授業」を行います。

 

明日25日の朝刊に折り込みの広告を入れますが、当塾の生徒だけでなく「外部の生徒さんの対策授業の参加」も大いに歓迎いたします。もちろん費用は頂きません。

 

また、同広告では「夏期講習会」のご案内もしています。小6生、中1・2生は7月22~27日の6日間。小6生は国語・算数・英語、中1・2生は英語・数学です。

中3生は前記の7月22~27日で理科・社会の中2の範囲を、7月29日~8月22日の内8日間で中1から中3の1学期までの英語・数学・国語を復習していきます。

また、いずれの学年も朝9時から夜10時まで、塾の自習室が使えます。

 

「期末試験対策授業」「夏期講習会」、あるいは当塾の通常の授業に関心をお持ちの方、聞いてみたいことのある方は遠慮なくご連絡ください。

 

 

 

それではブログテーマ「なぜ見直しをしないのか?」の2回目です。

 

前回「見直しをしないことで失点を免れない人が少なからずいる」というお話を致しました。

本日は、多くの人が見直しをしない理由を考えてみたいと思います。

 

ところで保護者の方も経験があると思いますが、学生時代に勉強していて一番嬉しかったのはどんな時だったでしょうか?

多くの人が「(解けなかった)問題が解けたとき」と答えるのではないでしょうか?

 

そうです。うんうん唸りながら問題が解けたときの「やった!」という感覚。勉強していて「最も気持ちいい瞬間」と言えるでしょう。

感覚を比較するのは難しいのですが、「どうしても勝ちたいと思っていた試合に勝った時」「舌がとろけるのではと思ったほど美味しい食事をした」ような喜びがある。

しかも、それを「自分の力で得た」ということが喜びを2倍にも3倍にもしてくれます。

 

「問題が解けたときの喜び」は「頭の中で脳が脳内ホルモンのシャワーを浴びている状態」と例えられそうです。

 

 

ところが「答えの見直しをする」ということは「試合後のグランド整理・会場の掃除」「食後の皿洗い・後片付け」のようなものです。

それでも「今日の試合はよく勝てたもんだ」「今日食べたのは一生忘れられないな」とスポーツや食事の様に余韻に浸ることができればいいのですが、「答えの見直し」はそのような感慨深い時を与えてくれません。

 

言い換えると「自分で自分の粗探しをする」作業です。これではせっかくの「脳内ホルモンのシャワー状態」にブレーキをかけて、気持ちが盛り下がるのは必然ですね。

 

また、見直しをしてそのまま正解であっても「時間の無駄だった」という気持ちはどうしても出てきますし、不正解の場合は「何でだよ~」「またやり直しじゃん」という気分の落ち込みは避けられませんし、理不尽にも誰かに八つ当たりしたくなる生徒さんもいるのではないでしょうか?

 

こうなると回答後の見直しには以のようなデメリットが考えられます。

 

・ 「問題が解けた」という気持ちの高揚を維持することはなく、現実に引き戻す「作業」である。

 

・ 正解の場合「やる必要がなかった」、不正解の場合「またやるの?」「いいかげんにしてくれ」というネガティブな気持ちになりやすい。

 

一言でいうと生徒さんの「気持ちを高めるものではない」ということです。

このような点から考えると、「見直しを」と言っても実行しない生徒さんが多くなるのは半分位は当然かもしれません。

 

しかし「ある状況下」では、生徒さんの大半が「自主的に」見直しを実行するようになります。

次回のブログでは、それは「いつ」「どのような状況下」なのか記載し、生徒さんが自主的に見直しをするようになるヒントを探っていきたいと思います。

 

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