こんにちは。今回は「塾選びで失敗しない5つのポイント」をお話ししたいと思います。
いずれも私の塾講師としての経験上から導き出したものです。
1.生徒・保護者として「塾に何を求めるのかを明確にする」
2.塾と生徒さんとの相性を考える
3.塾の経営形態にこだわらない
4.速やかに「授業参加」「相談」等に対応する塾かを見る
5.「出来ること」「出来ないこと」に対しての反応が明確かを確認する
では一つ一つについて確認しましょう。
はじめに「塾に何を求めるのかを明確にする」です。
保護者の方によって様々なケースがあると思います。以下例を上げてみましょう。
・ 子どもの成績を上げたい。具体的には180人中150位の学年順位を2桁の順位にしてほしい。
・ 経済面を考えて、公立高校合格をお願いしたい。
・ 小学校から「自分で学習する」習慣がないので、習慣づけをしてほしい。
・ 最新の(高校)入試事情についての情報を細かく伝えてほしい。
その上で優先順位を考えていただくと、塾サイドとしても動きやすくなります。
ここで重要なのは「塾に行けば成績が上がるだろう」というのは希望的観測でしかない、という事です。
それをきっかけに「塾の学習内容を自分でどのように進めるべきか」を考えさせるのが、「良い塾」であると言えます。
次に「生徒さんとの相性を考える」です。
高い進学実績を誇る塾でも、厳しい授業や指導では委縮してしまうケースもあるでしょう。
その反対に授業や指導が緩すぎて、塾には「友達と話をするために行っている」ということもあり得ます。
「楽しい授業と雰囲気」も必要ですが、それだけで生徒さんの可能性を広げるのは難しい問題です。
3つ目は「塾の経営形態にこだわらない」です。
説明しますと「大手のチェーン塾」とか「個人経営」であるという形式にはこだわらないほうが良い結果につながることが多いです。
なぜかというと「塾に求めるものを実現できるかどうか」は経営形態の問題ではないからです。
大手塾の場合、オリジナル教材を作成する等、学習効率を高めるのには有利な面もあります。
しかし、学力別クラス編成を取っているところが多く、下のクラスでは専任講師ではなくアルバイトが授業をすることもあります。
個人塾では、いわゆる独自の「ビッグ・データ」的なものは少ないですが、長年の経験でツボを押さえた専任講師も多々います。
つまるところ最初の条件「塾に何を求めるのか」にフィードバック出来れば、この3番目の条件もクリアできます。
4つ目は「速やかに『授業参加』『相談』等に対応する塾かどうかを見る」です。
塾を探している人、新たに塾を選ぼうとしている人は「困っているから」そうする訳です。
塾サイドではそれに対する反応が素早いことも当然求められることになります。
必然的に「授業参加・見学」や「進路等の相談」に素早くきちんと対応できる塾であれば、入塾後も不安を抱くことは少なくなります。
最後に「『出来ること』『出来ないこと』に対して、対応が明確かどうかを確認する」です。
どの塾にもストロング・ポイントがありますが、同時にあまり得意でないこともあります。
また保護者の方や生徒さんからの要望が、塾の学習カリキュラムや指導状況を逸脱することもあります。
このような際、良い塾は「それについてはOOまでは出来ます」「残念ですが、当塾では対応いたしかねます」と態度が明確です。
決して「生徒さんが欲しいから」不可能なことを「出来ます」という事はありませんし、問題の引き延ばしも避けるようにしています。
実は正直申しまして、他の塾から当塾に移る方の中で最も多い理由がこれなのです。
いかがでしょうか。現中3生の高校受験も終了し、春休みや新年度からの通塾を考えている保護者の方や生徒さんも多いと思います。
以上のことが参考になれば幸いです。
尚、当塾では3月13日午後2時~3時30分まで「高校入試説明会」を実施します。
埼玉県内の高校入試の動向・各高校の推定ボーダーライン・入学時の費用・入試の「噂」の真相などについて、お話ししいたします。
本来は当塾の新中3生の保護者の方向けの会合ですが、「他の塾に行っている」「塾に入っていない」等の外部の方の参加も歓迎です。
ただ、教室と資料等の都合であと2名の方しか参加できません。参加をご希望の方、興味をお持ちの方は早めにご一報ください。
さて、今回の内容については以下の動画でも解説しています。是非一度ご覧ください。