三日前の日曜日に模擬試験があり、恒例の「自己採点&質問の時間」をその日に塾で行った。9月以降、中3生には第一日曜日のいつもの風景になっている。回を重ねる毎に予定の2時間を超えるようになり、先月は3時間半、今回も3時間の質問と解説を実施した。
さて、数学では直角三角形の直角の頂点から斜辺に垂線を下ろして出来た線分の長さを求める問題が出た。「この問題と答えの出し方がよく分からない」という人が多かったので、模範解答を参考に解説をした。
しかし模範解答には相似を利用して解くようになっていたが、手順が少々複雑だったので、生徒には分かりにくかったのだろう。そこで、今回の範囲には入っていないが、塾の授業での取り組みを開始している三平方の定理を使って解く方法を解説した。「この方が分かりやすい」という声が多かった。
もちろん、現時点では模範解答の手法で解ければベストだろう。しかし、フライングであるとしても三平方の定理をきちんと利用して解ければ、価値があると思う。まして「その方が分かりやすい」というのであれば尚更である。
とかく少しでも複雑に見える問題は、それだけで尻込みをする人、最初から諦める生徒が多いのも事実。それを「シンプルな手法で対応出来るものも多いよ」という事が分かれば、果敢にチャレンジ出来る人も増えるはずだ。
『フライング』もあり
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