ゴールデンウィーク中にふと思い出したことがあります。
私の前職は東京での会社員でした。
大変忙しい仕事内容でしたが、今振り返ると
「それなりに得るものもあった」
と思っています。
さて、その会社での出来事です。
ある昼休み、昼食を取ろうと会社から出ようとしたときに
同僚から「吉次さん、一緒に食べない?」
と誘われました。
それまであまり会話の無かった人物だったので
「???」と思いながら「いいよ」と二人で外に出ました。
「ところで、店は決めてるの?」というので「まだだよ」と答えました。
すると同僚は「じゃあ、俺が決めていいかな?」というので「OK」を出して、
彼の案内に従いました。
時刻はランチタイム真っ盛りの12時20分。
ところが、その店はお客がほとんどいませんでした。
「???」
「ひょっとして隠れた名店? それとも穴場?」
と思いつつ、確か定食らしきものを注文。
彼も似たようなものをオーダーして
ようやくランチがやってきました。
ところが
「マズイ」としか言いようのない料理に、
私は心がどんどん落ち込んでいくのを感じました。
「これならば2倍の金額を支払ってでも、いつもの上手い定食屋に行くべきだった」
と激しく後悔。
同時に
「彼はなんで私を連れてきたんだ?」
という疑問が湧き上がりました。
会社への帰り道、
「正直言って旨いとは言えなかったね」
と言うと
「ああ、マズイね」という返事。
「嫌がらせか?」と思ったのですが、
彼曰く
「どうせこの当たりじゃあ、旨いものなんか食えない」
「だったら空いているところで、さっさと昼飯を済ませて仕事に戻るのがいいと思っている」
とのこと。
「そんなことに俺を巻き込むな!」と言いたくなりましたが
取り敢えず、おとなしく会社に戻り、午後の仕事を続けました。
テンションはだだ下がりでしたが。
その後、その同僚とはランチを一緒にすることはありませんでした。
さて、この記事で私が何を言いたいのかというと
近年、埼玉県北部の公立高校は入試倍率が1.00を割る場合が増えてきました。
そうです。
まずい飯屋状態になっている訳です。
特に農商工のような専門学科の高校では、高校トータルの倍率が軒並み1.00を割っています。
また、普通科の高校でもこれまで1.00を割ったことがないような偏差値50以上の
高校が定員以下の志願状況になってくることが見られるようになりました。
このままでは
「北部の公立高校は『誰も勉強せずとも入れる』という
状況になってしまいます。
そんな中、受験生個々人にどのような進路指導をすればよいのか、
次のブログで話したいと思います。