2020年 公立高校入試問題 ① 国語を考察する

こんにちは。不定期の更新になります。

昨夜は中学3年生の入試終了の打ち上げパーティを行いました。

公立高校を受験した人は夫々違う感想を持ったようですが、パーティは盛り上がって閉幕。

あとは9日の発表日に吉報が届くのを待つだけです。

 

さて「2020年公立高校入試問題を考察する」第一弾は国語です。

今年は例年同様大問5の構成と、その内容は変わりませんでした。つまり、

 

大問1 小説文

大問2 漢字・文法

大問3 論説文

大問4 古典

大問5 作文 です。

 

ただ昨年までに比べて作文の字数が削減され、それに伴い配点が16点>12点へと減っていました。

その分、小説・論説文が各1点ずつ、漢字・文法で2点増えていました。

 

では各大問毎に傾向を見てみます。

 

まず大問1「小説文」ですが、埼玉県の場合「少年少女の生活に第三者が関与して成長が促される」と言う物語の基本的なパターンがあります。

今回は「老人」がその役割を果たすべき登場人物になっていました。

現在の100点満点の入試になってから今回は11回目ですが、この間「老人」がその役割を果たすのは2015年の入試以来です。これまでは「友人」「大人(教師含む)」「先輩・後輩」がその役割の中心でした。

またその2015年の問題は「祖父」、言わば肉親でしたから、今回のような「第三者の老人」と言う立場ではありません。その分登場人物に戸惑った人がいもいるかもしれません。ただ少子高齢化の進行と共に各地の入試問題では、このような「老人」がキーパーソンになる読解問題の出題頻度は上がっています。

また、論述問題の字数が増えていますが、設問自体は例年に比べて難度が上がっているということはないと考えられます。

 

次に大問2「漢字・文法」、大問4「古典」ですが、こちらはほぼ例年同様と考えてよい内容・レベルだったかと思われます。

ただ大問2では手紙についての出題がありました。来年度から行われる「大学共通テスト」では「手紙・報告書等の日常的な文章の出題に注意」という分析もありますので、この出題も参考になるのではないでしょうか。

 

続いて大問3「論説文」です。埼玉県の論説文問題はここ数年、完全に「二元論的な論点」を提示する問題になっています。これが2015年以降の平均点50点代という結果につながっていると言っても過言ではありません。

今年の問題は「文化人類学」でしたが、一昨年の問題ほどではないにせよ高度な問題と言っていいかと思います。また小説文の問題同様論述問題の字数増加が見られました。

このような観点から普段からこのようなレベルの文章を読むことも、国語の学力向上につながると考えてよいでしょう。

 

最後に大問5「作文」です。

字数は少なくなりましたが「二段落で書きなさい」という今までにない指示が増えたこともあり、難度はあまり変わらないと思います。

ただ字数削減分、かかる時間も減ったと思いますので、その分を他の問題に回せるとベストでした。

 

さて、このように各大問毎に見ていくと「論説文問題の難度が若干上がったものの、全体的にはあまり変化がない。平均点は55点前後になるのでは」という印象です。

尚、県の予想平均点も55点ということでしたので、問題としては「2015年以降の流れである平均点50点代」を狙ったものと考えてよいかと思います。

 

という訳で、今年度の入試問題の国語の考察は終了です。

次回は社会を予定しています。よろしくお願いいたします。

 

 

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