自主学習の習慣をつけるには ⑤ その目的は

こんにちは。

毎週水曜日の定期の更新です。

 

昨日、東京の友人と電話で話す機会があり「学校は閉まっちゃいましたね。塾はどうするんですか? 閉鎖するんですか?」と聞かれたので、「22日からの春休みまでは通常通り。それから営業日には自習室を午後1時から9時まで開けることにしました」と答えました。

友人はSEをしているのですが、彼によると東京はなかなか大変な状況になっているようです。時差通勤とは言っても「いつもよりも少し空いているかなという状況」「それよりも定時で帰ろうとする人が多いので、夕方の電車は通常に比べても混んでいる」とのことです。

一日も早くこの状況が治まって、平穏な日々が戻ることを祈りたいと思います。

 

 

さて「自主学習の習慣をつけるには」も第5回目です。

今回は「なぜ自主学習を行う必要があるのか」「その目的は何か」について、私の考えをお話したいと思います。

 

一言でいえば「きちんと仕事をするため」です。

当塾では生徒さんに勉強する理由として「大人になるため」と言う話をしています。

大人とは「自分のしたいこととしなければならないことを区別し、しなければならないことに責任を持つ人」とも伝えています。

そして、その大人がしなければならないこととして真っ先に上げられるのは「仕事」です。

大人の仕事が小中高校生の学習(例えば宿題等)と決定的に違うのは「それをやらなかった場合『すみません』『ごめんなさい』では済まなくなる」という事です。

 

では、そのような事態を避けるために大人は何をしているのでしょうか?

基本的には「いつ」「どこで」「なにを」「どのように」「どれだけ」行うのかを決めてから取り組んでいくことになります。

そしてこれは自主学習の進め方にも通ずるものがあります。

 

「すぐに勉強に飽きてしまう」「なかなか勉強に集中できない」という生徒さんの話を聞くと、学習を始める前に「いつ」「何を」「どのように」「どれだけ」取り組むのかを決めている人はほとんどいませんでした。

仕事でも学習でも事前にこれらのことを決めておけば「ゴールの見えない状況」は避けられますし、その分集中して事に取り組めるのは自明の理です。

 

以上のような観点から、私は「自主学習は仕事に取り組むための第一歩」だと思っています。

 

 

という訳で「自主学習の習慣をつけるには」については、今回でひとまず終了いたします。

このあとは3月8日までは今年の公立高校の入試問題の考察を続けたいと思います。残りは社会・英語・数学ですが、もう少しお付き合い戴ければ幸いです。

 

 

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