理科・社会の基本的な学習姿勢・・・「知識」は「体験」とリンクして「理解」できる

中学校で「脱ゆとり」の学習指導要領が採用されたのは現在の大学1年生が中学校に入学した2012年でした。

その時に学習時間が大幅に増えたのは理科でした。理科は教科書の構成も大きく変わりました。それまでの教科書では実験の結果や重要ポイントに関する記載がほとんどなく、教師がそれを教えることになっていました。

しかし改定された教科書ではそのような結果・ポイントがきちんと記されるようになりました。いわば「自習でも使える」教科書になったのです。

このように「学習時間が増えた」「自習できる教科書になった」のですから、理科については生徒の理解は進んだ、あるいは知識が深まったという期待ができるかというと、残念ながらそれほど「学習」は甘くないようです。

 

例えばテレビのニュースでは毎回と言っていいほど天気予報が放送されていますが、「中2で学習するまで気圧の単位が分からない」「西高東低という言葉を聞いたことがない」「自分が住んでいる地域の夏の最高気温や冬の最低気温に対する認識がほとんどない」という生徒は少なくありません。

 

これは理科だけのことではなく前回お話しした社会でも同様です。例えば家の買い物を手伝っていないので、近くのスーパーマーケットやお店で売っている野菜・果物・魚などの食料品の産地が分からない生徒は多いです。ちょっと行ってみれば「栃木県産のいちご」「高知県産のなす」「宮崎県産のピーマン」「銚子港のアジ」など話のネタ、そして学習のもとになる好奇心を刺激するものには困らないと思うのですが…。

 

そして、このような体験は教科書や副読本の知識とリンクすることで理解が一層深まると思います。

 

以前お知らせしたかもしれませんが、当塾では中学生に毎日の最高気温と円・ドル相場を記録する課題を出しています。社会情勢や自然環境の動きを肌で感じてほしいからです。

 

さて、今年もあと二週間足らずでゴールデンウィークです。テーマパークでの遊びも家族のコミュニケーションを深めるのに有効でしょう。その上で今回は小学生や中学生のお子さんの知的好奇心を刺激するような外出を計画されるのは如何でしょうか。

 

 

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