漢字学習考①「先生、時代はひらがなだよ」

二週間前に入れた新聞の折り込み広告に対し、数件のお問い合わせを戴いた。
今回だけでなく、このようなご連絡では必然的にお子さんの学習状況に関するご相談を伺う事になる。
特に多いのは「英語が分かっていないんです」「数学(算数)のちょっとひねったような問題がダメなんです」「感想文とか作文が全く書けないんです」というご相談である。
それから、次に多いのは「計算が苦手なんです」「漢字が苦手で書けないんです」というようなお話である。
という訳で、今週のテーマは「漢字の学習」である。
一口に「漢字が苦手」と言っても、状況は様々である。ここでは三つのカテゴリーに分けてみたい。
1.書くのは苦手だが、読むのは問題がない。またその漢字を使った熟語の意味も分かるし、それを使った文を作ったり、日常会話でも利用出来る。
2.書くのは苦手だが、読むのは問題ない。ただしその漢字を使った熟語は意味をしっかり理解しておらず、作文や日常会話での利用は難しい。
3.苦手なのは漢字を書くだけでなく、読む事やその利用に及ぶ。国語だけでなく、他の科目の教科書の漢字を読み間違える事がある。
ほとんどの人は「漢字が苦手」=「漢字が書けない」という認識があるようなので、上記の3タイプに分けてみた。
もうお分かりと思うが、本当の意味で「漢字が苦手」といえるのは2・3の人である。
実はかつての教え子で1に相当する生徒がいたのだが、いくらなんでも中学生ならば書けるよねというレベルの漢字を使わずひらがなで答えを書いていた。それも国語だけでなく理科や社会でも同様であった。
「小学校で学習した字くらいは漢字を使いなよ」と言ったところ、本日のこのブログのタイトルの台詞が返ってきた。
「先生、時代はひらがなだよ」
ちなみにこの教え子はその後、国立大学の医学部へ進み、現在は医師として活躍中である。
では2・3の本当に漢字が苦手な人はどうしたらいいのか、どのような学習方があるのかについては次回にお話ししたいと思う。

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