こんにちは。
今回は「失敗を成功に変える勉強法」についてお話しします。
一言でいうと
「次に失敗しないようにすればいい」
ということです。
長年、小学生や中学生の皆さんの学習指導をしていると
「テストが返されても、それを復習する人は極めて稀である」
ということが分かってきました。
その心境は分かります。
・ ひどい得点や解答なんて二度と見たくない。
・ 自分の実力を知って落ち込むだけ。
・ 親に怒られることを想像して憂鬱になる。
・ テストが終わった後でやり直しても意味がない。
と考える人が多いでしょう。
でも、ちょっと待ってください。
「間違った箇所を修正しないとその部分や分野の問題はいつまでたっても出来ない」
のも事実です。
ですからここは
「これが出来るようになれば、得点が上がるじゃない!」
「成績アップのためのヒントが手に入るなんてラッキー!」
と考えるよいいですね。要するに
「その部分や分野の理解を深めることが出来るデータをもらった」
「その部分や分野が出来ることで、次のテストでは好結果を期待できる」
という事なのです。
こうしてみると「失敗を成功に変える」には
「失敗した答案を、理解を深めるためのヒントやデータとして徹底的に使う」
ようにすればよいのです。
当塾では中学生にはほぼ毎月、英語と数学のテストを課しています。
当初は解説の後で「復習しなよ」「間違ったところをやり直せよ」と言っていたのですが、効果は上がりませんでした。
「解説を聞いてもう一度問題を見るなんて、しんどい」というのが生徒さんの本音でしょう。
そこで、テスト終了後に同じテスト問題を渡して
「教科書や参考書など何を見てもいいし、友達や兄弟など人に聞いてもいいから次の時までにやってきて」
という指導を始めました。
この指導をしてから「復習は大切だ」と考える人が多くなり、自主的に復習をする人が増えました。
こうなると間違った箇所の理解が深まり、テストの得点のアップにつながっていきます。
という訳で「失敗を成功に変える勉強法」ですが
「今回の失敗した答案を次の飛躍の足掛かりの道具にしてしまおう」
という提案をさせていただきます。