埼玉県公立高校入試 社会の問題を分析する 3

本日は2月20日。昨日で今年の埼玉県公立高校入試の出願が終了しました。

昨年までの傾向と違い、倍率が高くなったり、逆に低くなったりしている高校も多々あります。

この後、明日、明後日には志願先変更が可能で、一部の高校では倍率に若干の変動があるでしょう。

しかし、最も肝心なのは「合格する得点を上げること」です。

そのために、あと一週間ほどですが、受験生には悔いの無いように学習に励んでほしいものです。

 

 

さて、このシリーズも最終回の三回目を迎えました。

今回は大問5「公民」と大問6「総合問題」の分析をしていきます。

 

 

まずは大問5「公民」です。

 

・ 問題は全部で6~8題である。

 

・ 社会の時間が40分から50分に変更された2017年以降は7問の出題が続いている。

 

・ 公民の分野を「政治」「経済(国際関係を含む)」で分けてみると、ほぼ同数の出題がされている。

 

・ 2010年以降複数回の出題が見られる問題としては「衆議院の優越」「三権分立」「高齢化と財政」「累進課税」「社会保障」「国連とその機関」等があげられる。

 

・ また差がつきやすい論説問題として「女性の社会進出」「衆議院の優越」「累進課税の仕組み」「少子高齢化と財政負担」「日銀の政策」「国内企業の海外進出」「労働形態の変化」「国債」等が取り上げられてきた。

 

・ 以上の点から、公民が苦手な人は入試までにまず基本事項をしっかり整理して覚え、基本的な問題に対応できるようにしたいところ。

 

・ また論述問題については「問題が何を聞いて(問うて)いるのか?」を明確にし、その上で答えは「主語と述語をハッキリ示して書くこと」を心がけたい。

 

・ このような学習を進めるには、採点する人がどうしても必要なので、学校や塾の生を「使う」気持ちでどんどん質問したり、採点を依頼するとよい。なお、この時期にそのようなことを「面倒くさい」という先生は相手にせず、別の先生を探せばいいだけと割り切ろう。

 

 

では、大問6「総合問題」です。

 

・ 地理・歴史・公民の3分野全てから出題されているが、問題は全部で4~6問に収まっている。

 

・ 基本的に選択問題が多く、記述問題も県名や人物名を問う内容が多かったが、2017年に「選挙権の年齢引き下げによる影響」「一票の格差」、2018年に「タイの輸出品の内容変化に対する考察」が論述問題で出されて、内容がレベルアップしている。

 

・ 地理では2017年まで「県名」「県の選択」等日本地理のみが出題されていたが、2018年に初めて世界地理の出題がされた。例年の出題数は2問が多い。

 

・ 歴史は例年2問前後。「人物名」「政治形態」「経済的仕組み」などが記述式で出題されるが、選択問題も多い。高難度の論述問題はほとんど出題されていない。

 

・ 公民では1、ないし2問の出題であり、地理・歴史よりは問題数が少ない傾向にある。

 

・ 問題のレベルは大問1~5に準ずるものであり、大問6のために改めて学習する必要はないと思われる。むしろ地理・歴史・公民の学習がそのまま、大問6のための学習になっていると言える。

 

 

という訳で、三週間に渡り「埼玉県公立高校入試 社会の問題を分析する」を記載してきました。社会は苦手な人も多いのですが、実社会と直結している内容ですから、マスコミ等を利用して大いに関心を持ってくれればと思います。

 

では、高校受験生の皆さん、残り少ない時間ですが最後まで全力を出していきましょう!

 

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