埼玉県公立高校入試 国語の問題は難しくなっている 1

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では、本日のブログです。

 

上記の広告の中に「公立高校の国語の問題は難しくなっている」という記事をブログで書いている、という主旨の文を入れました。

この様なことを書くと「だから今日からのこのテーマを書き始めたのかな」と考える人もいるかもしれませんが、決してそういう訳ではありません。

元々前回までの「理科の入試問題を予想してみる」が終了したら、改めて国語の問題についても分析しようと思っていたものです。

 

埼玉県公立高校の国語の入試問題の難度は、元来「それほど高くない」と言っても差し支えないものでした。

私立中学校から大学まで国語の入試問題に関する多くの著作を持つ早稲田大学の石原千秋教授は、かつて埼玉県公立高校の国語の入試問題について「難しい問題は少ないが問題数が多いので、埼玉県の受験生は時間に追われそうだ」という主旨の記載をその著作の中でしていました。

 

実際に入試における各科目の平均点を見てみると、例年最低は数学でだいたい40点代。逆に最高は国語で60点代後半というケースが長く続いていました。

ところが、2014~2017年の入試の各科目の平均点を見てみるとその状況が大きく変化していることが分かります。

 

2014年 国語64.0 数学45.0 社会49.5 理科46.1 英語45.0

2015年 国語56.0 数学51.1 社会49.1 理科50.3 英語55.6

2016年 国語57.9 数学51.1 社会63.7 理科39.2 英語57.4

2017年 国語53.3 数学44.4 社会60.6 理科48.5 英語52.0 (学校選択問題 数学43.2 英語71.9)

 

2014年以降の3年間、国語の平均点は50点代で、ここ2年間は社会よりも下になっています。また、英語との差もほとんど無くなりました。

 

なぜ、平均点が下がってきているのでしょうか? もちろん「埼玉県の中学3年生の国語の学力レベルが急激に下がっているから」などどいうことはありません。「問題が難しくなっているから」に他ならないのです。

 

では、国語の何が難しくなっているのでしょうか? 前回までの理科と同様に国語の入試問題を見てみると、各科目の満点が40点から100点に変更された2010年以降、埼玉県公立高校「国語」の入試問題の構成は以下のようになっており、変化がありません。

 

大問① 小説文

大問② 漢字・文法

大問③ 説明・論説文

大問④ 古典

大問⑤ 作文

 

ただし、その内容については大きく変化している分野や、あまり変化していないカテゴリーのものまで様々です。よく「国語は全ての科目の基礎」などと評されますが、単に国語の得点だけでなく他の科目の学習にも影響を与える点を考慮して、分野ごとの出題傾向の変化の大きい順に並べると以下のようになると私は考えます。

 

説明・論説文>作文>漢字・文法>>>古典>>>>>小説文

 

21世紀になってから出題内容に最も変化が見られたのは「説明・論説文」です。「作文」も一見内容はあまり変わっていないようですが、求めているものは大きく変化しています。そしてある意味、最も変化して対応を求められているのは「漢字・文法」の「文法」です。

 

次回から2回に分けて、各分野の出題傾向がどのように変化し、高難度化したのかについて説明したいと思います。

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