国語を短時間で仕上げるには②

先週に続き、これから入試までの3~4か月で「国語を短時間で仕上げるには」について話を進めたいと思います。

 

前回お話ししたのは「全ての都道府県の公立高校の入試問題を解いてみる」という学習方法でした。国語の出題形式にはいくつかありますが、当塾のある埼玉県の公立高校の入試問題についてみてみると

 

1.小説の読解問題

2.漢字・文法問題

3.説明・論説文の読解問題

4・古典(古文)の読解問題

5・作文(条件作文)

 

というようにパターンが決まっています。これはこの数十年間に渡り、大きな変化はありません。

 

このうち「2.漢字・文法問題」「4.古典の読解問題」は受験生一人での学習でもほぼ対応できます。問題は「1と3の読解問題」と「5・作文」

です。その中でも「作文」はその良し悪しを判断する(採点する)第三者が必要になります。これは塾や学校の先生に対応してもらうのがベストでしょう。保護者の方がこの採点に参加すると、どんなに「冷静に」採点しても、受験生はその評価やアドバイスを「冷静に」聞けない可能性が高いですから。

さてそうすると「小説の読解問題」や「説明・論説文の読解問題」が最後の課題となります。

このうち小説では「この時の主人公の気持ちはどのようなものか。次の中から選びなさい」という問題や、説明・論説文では「次の中から筆者の主張とあっていないものを選びなさい」という選択問題が苦手な人は、私の経験上からも多くいます。一言で言うと「文章が読めない」ということです。

いや、これは言いすぎかな。言い方を変えると「作者が意図していることまで考えながら読んでいない」「行間を読むトレーニングをしていない」といえるでしょう。これは単に問題を解くだけでは、短期間で身につくものではありません。ではどうしたらいいのか?

 

ここで私が受験生に指示しているのは「小説も説明・論説文も、問題文を読んだらその要旨を一つの文にまとめること」です。例えば2017年度の埼玉県公立高校入試の小説文の問題であれば「過去に部活の大会で失敗した高校生の主人公が、物おじせず同じ大会を目指す後輩を見て複雑な心境になる物語」とまとめることができます。また説明・論説文は「絵画や文学のような芸術作品は、誰にとっても同じという客観性の価値を内包しているのではない」という一文にできるでしょう(いずれの文も私の個人的なまとめですので、参考程度になさって下さい)。

こうして小説も説明・論説文もその本質を捕えてから問題に対峙することができます。

 

この「問題文の要旨を一文にまとめる」練習ですが、最初は上手くできなくても構いません。やはりある程度の数をこなす必要があるので、どんどん問題を解くことで文章のポイントをしっかり捕えてほしいですね。

 

 

 

 

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