勉強が苦手な人の共通項 ⑤ 「本当にしっかり読んだの? じゃあ、この問題で答えることは何?」

こんにちは。

当地区の中学校は本日が期末試験の最終日です。特に中3生はこれで調査書(内申書)が決定することもあり、いつもの定期テスト以上に期末試験対策としての授業時間を取りました。あとはその成果をしっかり出してくれることを期待するだけです。

 

ただこの週末(12月1日)には年内最後の模擬試験があります。そこで中3生には期末試験が終わる今日から土曜日(11月30日)まで塾の自習室での学習を義務付けています。私見では、今年の中3生は絶対的な自主学習時間が少ない人が複数います。そのままにしておくと年内は自分で学習しないですし、入試まで何の準備もしない可能性もあります。それで受験に成功するのであれば問題も少ないのですが、残念ながらそういうケースはまれです。そこで遺憾ではありますが、必要とあればこのような「強権発動」も致し方ないと考えます。

まして、年明けにはすぐに群馬県の私立高校を受験する人もいますので、あと1か月余りを悔いのない時間にするのも塾の、そして講師たる私の役割と思っています。

 

また、中1・2生は12月1日に塾で模擬試験を実施します。中2生は現中3生の入試が終われば、今度は自分たちが「受験生」になるわけですし、中1生も4か月余りで「先輩」という立場になります。時の流れに合わせて彼らの成長も促し、見守りたいと願うものです。

 

 

さて「勉強が苦手な人の共通項」です。本日は「問題文や問題そのものを読まずに問題を解こうとする」ことについて記したいと思います。

 

当塾の授業では、新しい学習内容を解説したうえで、きちんと理解しているかを確認するために最終的に問題を解いています。

この時「これは問題をしっかり読んでいないな」という答えに遭遇することが多々あります。

 

例えば、数学で「個数を求めなさい」という方程式の応用問題に対し人数を答えているケースがあったり、国語で「あなたの考えを書きなさい」という問題に文中の一節を抜き出して書いているだけのものがありました。また、中3生の社会・歴史の「この時・・が起こったが、それはなぜか理由を書きなさい」という問題にその事態を引き起こした人物の名前を記しただけというものもありました。

 

そこで「お~い、問題にはそんなことは書いてないぞ~」というと、「失敗した~」「バカやった~」と言う生徒さんがいます。このように自虐気味でも反省するのであればいいのですが、中には「引っ掛けだ~」「ハメられた~」という生徒さんがいます。こちらも少々呆れながら「引っ掛けとかハメとか言ったって、問題にも問題文にもそんなことはどこにも書いてないぞ。それなのに人のせいにするなんて『恥ずかしいですね~』」と返したりしています。

 

ところで、これらの回答に共通する点とは何でしょうか? 塾講師としての経験から、これらの回答を出した生徒さんには以下のような心理が働いていると思われます。

・ 問題にサッサと答えて、早く勉強を終わりにしたい。

・ どうせ問題なんてワンパターンなんだから、問題や問題文なんかロクに読まなくても答えられる。

う~ん、これではきちんした回答が書ける訳はないですよね。

 

そこで上記のような心理状況の生徒さんには次のような話をしています。

 

・ 「早く終わりにしたい」と言ってもその回答が正解でなければ、何の価値もないことは分かるよね? もちろん単純な計算問題や単語テスト・漢字試験は早く正確な方がいいに決まっている。「だから回答は『早く』あるいは『速く』するべきだ」と君は思っているかもしれない。けれども大多数の問題、例えば算数・数学の文章題、国語や英語の読解問題、あるいは理科・社会の問題は文や文章で答えを組み立てる必要がある。そのような時に、君は「速く答えなければならないから説明の一部を省略してもいい」と思うのかな? 残念ながらそのような問題は、君が省略しようとした途中の説明こそが重要なんだ。それをしないのは「手抜き」になってしまう。そうであれば、そのような問題に手抜きは禁物ということだね。まずは「問題と問題文をしっかり読む」ことから始めないとだね。

 

・ 「どうせ問題なんてワンパターン」と言ってみても、実際にはこうして間違っている訳だからね。それにこれからはワンパターンでない問題がもっと増えてくる。大学入試改革では「正解のない問題が出題される」という予想もあるほどだ。そういう風に頭を使って考えることが求められる訳だね。そうすると問題を解こうとする人がまず考えなければならないのは「出題者は何を聞いているのか?」をちゃんと理解することだ。じゃあ、問題を解こうとする人は「出題者の意図をしっかり掴むために、問題文と問題をきちんと読むこと」が最初に求められることは分かるよね。手抜きをせずにしっかり頑張ろう!

 

というところで本日のブログは終了です。

では、またお会いしましょう。

 

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