中3生クラスのメタモルフォーゼ

この時期になると「今年もそろそろかな」と思う事がある。それは「クラスが単なる中学3年生から受験生の集団、闘う準備をする軍団へと変貌する」事である。
もう少し具体的に話をしてみよう。
当塾は私が説明をしている時や試験中を除いて、特に私語を禁止していない。これは以前記載したかもしれないが「適度にリラックスした環境の方が頭が働く」という考えに基づいている。だから授業中に冗談が飛び交ったりするのは日常茶飯事である。
しかし例年10月位になるとそれは突然訪れる。問題を解く時に全く私語が無くなって、中3クラス全体が緊張感に包まれるのだ。それまではうるさい位私語が多かった人も「ムダ話なんかしていられない」という気迫をにじませるし、逆にボケーッとしている時間が長かった人も「どうしたらこの問題は解けるのか」とかつてない集中力を見せる。
塾の講師をやっていて「よかった」と思う瞬間の一つである。それまでは見られなかったその人の新しい面、それに伴う大いなる可能性を目の当たりにするのは塾の講師の「特権」であると断言しよう。
ところで、「受験生軍団への変貌」は年によって時期が前後にずれたりする。高い問題意識を持つ人が多い場合には夏休み直後からというケースもあり、「みんなと楽しい雰囲気」のクラスでは11月の声を聞いてようやくという事もあった。
さて、今年の中3生クラスはどうなるかな?

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