本気で合格を目指す3 わがままな計画を立てる

「本気で合格を目指す」も第3回、そして最終回です。

今回は「わがままな計画を立てる」についてお話しします。

 

と言っても「わがままな計画」とは自分勝手な計画を立てることではありません。

「最後の模試までは自分の都合を優先して計画を立てる」ことです。

 

これはどういう事なのか? ちょっと説明してみます。

この時期、特に冬休みになると例年誘惑が多いですね。そういったものに意識を取られ、時間も奪われがちです。

個人的には「朝寝坊&夜更かし」「ゲーム&ネット&テレビ」「友人の誘い」。あるいはご家族の都合で「旅行」「親戚に訪問」「来客」等もありますね。

例年ならばそれでもいいかもしれません。

 

ただ今年は受験生。

「本気で合格を目指す」のであれば「計画に折り込み済みのこと以外はしない」と割り切ることが必要です。

例えば「友達と初詣」などは「気分転換に考えていた」という人もいれば「時間が潰せてちょうどいいや』という人もいます。

また「親戚に訪問」についても「オジサンがしつこい質問をするから嫌!」という感想の人もいれば「従兄弟たちと会うのが楽しみ」という人もいます。

 

そういったイベントも最初から計画に入れておけば、精神的な負担や自主学習へのしわ寄せは少ないでしょう。でもそうでなければ・・・。

今年は受験生なのだから「自分の気分が盛り上がらないことはしない」「無計画に行動して後で反省するようなことはしない」と考えればベストですね。

「そのために定期的な休日(1週間に1日程度)や気分転換の時間」も入れている学習計画を立案するのが必須です。

ただご家族の都合で「どうしても親戚に訪問しなければならない」という人もいるでしょう。その場合は使っている受験用テキストを持参して、親戚の家で勉強するのも一案です。

 

埼玉県の場合、私立高校の入試は1月22日が解禁日。今年はコロナ禍の影響で始業式が1月5日ですから2週間余りで「入試本番」になります。

また、隣接する群馬県は1月9日が私立高校入試解禁日です。始業式から1週間足らずです。

 

 

こうなると受験生の心構えとしては「これからは自分自身の都合を圧倒的に優先すべき」計画・行動が必要なのだと理解することです。

ただそれもしっかり行動が伴ってはじめていえることです。

過去にも大晦日と三が日の塾の休みを前に「休みの間もしっかり勉強します」と張り切っていた受験がいましたが、ほとんどはのんべんだらりと過ごして、年明けの学習では反応が鈍くなっていました。

必然的に最後の模試ではよい結果が出せず、志望校の変更を余儀なくされたケースがほとんどでした。

そうであるならば逆に「塾の休み期間は勉強しなくてもいいほどに、その前後の期間でカバーしよう」という計画を立てて実行するのも一案です。

 

ネット上には「冬休みの高校受験生は1日に10時間以上の勉強は必要」などど書かれていたりしますが、ここまで読んでいただいた方にはお分かりでしょう。

受験生個人個人で状況は違うので一律に「OO時間必要」とは言えません。

 

ただ個人個人の学習計画から、受験生一人一人に必要な学習時間は必ず存在するので、それを無理無駄なく実行できるようにする。

それが早くて一カ月後、最終決戦まで二カ月半に迫った高校入試に成功する最大のポイントと言えるでしょう。

 

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