「やはり実用的な文章問題が出題された!」 公立入試問題検証・国語編

こんにちは。今回から2月22日に行われた埼玉県公立高校入試の各教科の問題について考察していきます。

既に、1・2月には「今年はこの問題が出題される」という形でブログを記載してきましたので、その検証です。

今回は国語を取り上げます。

 

前記のブログの中で、今年は「より実用的な文章問題が出題される?」と書きましたが、さて実際はどうだったのかと言いますと・・・。

まずは下の問題から見て下さい。大問2問4の問題です。

 

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ここでは前年まで以上に「実用的」と言える問題形式になっています。

具体的に言いますと

 

・ これまでになかったメモが入れてある

・ インタビューとメモの内容の差から、実際のインタビューを想定する

 

このような問題は過去の埼玉県公立高校の入試では見られなかったものです。

これも

「国語はより実用的な問題で学力を試す」

ということが明確になってきたからと言えます。

 

さてその大問2問4の問題に対する解答例ですが、

「インタビューの様子」と「メモ」の部分を比較すると

「メモ」には

「課題① 商店街の一体感が不足 > 商店街のお祭りを企画中」

とあり、「インタビューの様子」にはない

「商店街のお祭りを企画中」という言葉を実際に行った質問から聞き出したという事が分かります。

そこで問4の答えとして

模範例「商店街の一体感を強める方策は何かありますか」

や「一体感を高めるために商店街全体で考えている事は何でしょうか」

等が考えられます。

 

このように考えてみると、受験者による適切な言葉の組み立てが求められている問題だと分かります。

こうした問題傾向に対してはどのような対策が取れるのかというと

・ テーマを決めて作文を書く

・ 資料等を見て作文を書く

などのトレーニングが、過去の生徒さんの国語力進捗からは必要かと思います。

 

といいますのも、こうした作文のトレーニングを通して、

・ 文章に起承転結が必要である

・ 前後の文のつじつまが合っているかも条件になる

ことが分かってくるからです。

 

尚、当塾では3月25日から春期講習会を行いますが、この

「作文を書く」トレーニングを毎日実施いたします。

ご関心のある方は、遠慮なくお問い合わせ・ご質問等下さい。

出来るだけ丁寧にお答えできると思います。

 

では、次回は数学を取り上げる予定です。

 

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